特許
J-GLOBAL ID:200903063331906961

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三戸部 節男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-194935
公開番号(公開出願番号):特開平10-110766
出願日: 1997年07月04日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】 ボール盤や旋盤等の汎用工作機械で容易に加工できるポートおよび油溝を用い、比例ソレノイドにより駆動される弁体の変位に対して減衰力を直線に近い割合で変化させることができる油圧緩衝器の提供。【解決手段】 プランジャ45が摺動する筒状の案内部41に油路44a と、この油路44a に接続してプランジャ45側に環状溝44b を設け、一方、プランジャ45の壁部に円形の油路61と、この油路61に接続され案内部41側に油路61に対し、ずらして環状溝62を設けたので、油路61および環状溝62をボール盤や旋盤等の汎用工作機械で容易に加工でき、また、油液通路を開口する際、最初に油路61の円弧部分、その後、環状溝62が環状溝44b が開口するので、減衰力を直線に近い割合で変化させることができ、ひいては、減衰力切換えの応答性を向上させることができる。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、前記ピストンの摺動によって油液が流通する油液通路と、該油液通路に設けられ該油液通路の流路面積を変化させて減衰力を調整可能とした減衰力調整弁と、該減衰力調整弁を駆動する比例ソレノイドと、を備えた減衰力調整式油圧緩衝器において、前記減衰力調整弁を、前記比例ソレノイドに駆動される弁体と、該弁体を摺動自在に案内する筒状の弁座部材とから構成し、該弁座部材または弁体のいずれか一方に、前記油液通路を構成する円形ポートと該円形ポートの摺動面側の開口部と部分的に重なるように周回り方向に延びる油溝とを設け、前記弁座部材または弁体の他方によって前記油液通路を開口する際、前記円形ポートの円弧部分、前記油溝の順に開口するようにしたことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-254244

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