特許
J-GLOBAL ID:200903063393829769

エコーキヤンセラ方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-224505
公開番号(公開出願番号):特開平5-063609
出願日: 1991年09月05日
公開日(公表日): 1993年03月12日
要約:
【要約】【目的】 例えば、テレビ会議システムに使用するエコーキャンセラ方式に関し、回路規模の縮小を図ることを目的とする。【構成】 入力信号をフレーム毎にオーバーラップ処理すると共に、各フレームを離散フーリエ変換して周波数成分を取り出す第1の短時間スペクトル分析手段3と、取り出した周波数成分に対してフイルタ演算を行う適応デイジタルフイルタ手段5と、該適応デイジタルフイルタ手段の出力に逆離散フーリエ変換を施した後、疑似エコー信号を生成し、残留エコー信号を取り出すエコーキャンセル手段6と、残留エコー信号をフレーム毎にオーバーラップ処理すると共に、各フレームを離散フーリエ変換して周波数成分を取り出して制御信号として該適応フイルタ手段に送出する第2の短時間スペクトル分析手段4とを設け、該適応フイルタ手段は該制御信号を用いて残留エコー信号の周波数成分を最小にするように構成する。
請求項(抜粋):
入力信号を2n個(nは正の整数)ずつに区切って1フレームとし、各フレーム中のn個の信号を相互にオーバーラップ処理すると共に、各フレームを離散フーリエ変換し、該入力信号の周波数成分を取り出して出力する第1の短時間スペクトル分析手段(3) と、係数乗算器を有し、該第1の短時間スペクトル分析手段の出力に対して、それぞれフイルタ演算を行う適応デイジタルフイルタ手段(5) と、該適応デイジタルフイルタ手段の演算結果に対して、逆離散フーリエ変換を施した後、上記のn個の信号部分を抽出して疑似エコー信号を生成し、入力したエコー信号との差分を取って残留エコー信号を取り出すエコーキャンセル手段(6)と、入力した該残留エコー信号を2n個ずつに区切って1フレームを生成し、各フレーム中のn個の信号を相互にオーバーラップ処理すると共に、各フレームを離散フーリエ変換して該残留エコー信号の周波数成分を取り出して制御信号として送出する第2の短時間スペクトル分析手段(4) とを設け、該適応フイルタ手段は、印加された制御信号を用いて、残留エコー信号の周波数成分が最小となる様に該係数乗算器の係数値を制御することを特徴とするエコーキャンセラ方式。

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