特許
J-GLOBAL ID:200903063395686680

タンデム車軸組立体用潤滑システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-088537
公開番号(公開出願番号):特開平6-081928
出願日: 1993年04月15日
公開日(公表日): 1994年03月22日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 潤滑流体を前方に運んで車輛のタンデム車軸組立体100の前部軸受支持部材26を潤滑するシステムであって、差動ギヤ組立体14により潤滑流体が堆積される第1の側面開放トラフ38を含んでいる。トラフ38は、軸受部材26の中心線へ向って下向き前方に傾斜する第2の側面開放トラフ40と流体的に通じている。【効果】 車輛の登坂時に軸受部材26へ向かって潤滑流体を流して潤滑を行なうことができる。
請求項(抜粋):
車輛のタンデム車軸組立体(100)の回転入力軸(6)を回転支持する前部軸受部材(26)へ潤滑油を給送するシステムにおいて、該車軸組立体(100)は凾体(15)を具備し、該凾体のなかに、第1の潤滑流体リザーバ(28)内に下部が浸漬されている、車軸に作動可能に連結された回転リングギヤ(22)を収容する第1の室(1)と、第1の室(1)の中心よりも前方で第1の仕切壁(30)により分離されて回転差動組立体(14)を収容する第2の室(2)とが包囲されていて、前記差動組立体(14)が入力軸(6)により回転駆動されその下部が第2の潤滑流体リザーバ(32)内に浸漬されており、さらに前記凾体のなかに、第2の室(2)の前方で第2の仕切壁(34)により分離されている第3の室(3)が包囲されていて、前記第3の室には、第2の仕切壁(34)の開口(9)を通って第2の室(2)から第3の室へ延びる差動組立体(14)のギヤ(5)により回転駆動される伝動ギヤ(16)が収容されていて、前記伝動ギヤ(16)はピニオンギヤ(20)が固定され伝動ギヤ(16)の回転に応答してリングギヤ(22)を駆動回転させる回転軸(18)に固定されており、前記凾体にはさらに第3の室(3)の前方の第4の室(4)が包囲されていて、前記第4の室(4)は第3の室(3)と流体的に通じていて内部に前部軸受部材(26)が載置されており、前記システムは、第2の室(2)内に対向する開放側面を有する凾体(15)壁内に第1の側面開放トラフ(38)を有し、該トラフは第2の室を横切って入力軸(6)とほぼ平行に前方へ延び、そこから第3の室(3)内に対向する開放側面を有する凾体(15)壁内の第2の側面開放トラフ(40)と流体接続されている第2の仕切壁(34)の開口(9)を通り第3の室(3)を横切って下向き前方へ延び所定の勾配(X)で第4の室(4)内へ達し、前部軸受部材(26)の中心とほぼ一致して終り、前記第1のトラフ(38)は差動組立体により第2の潤滑流体リザーバ(32)からそのなかへ運ばれて堆積される潤滑流体を集めるように作動し、前記第2のトラフ(40)勾配は伝動ギヤ(16)の回転時にそこに堆積される潤滑流体を集めるだけでなく車輛が傾斜地にある時に重力で潤滑流体を流下させて前部軸受を潤滑するように作用する、タンデム車軸組立体用潤滑システム。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-246537
  • 特開昭60-164067

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