特許
J-GLOBAL ID:200903063418741942

薄膜導波路型光周波数シフタおよび光周波数シフタ用光集積回路チップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 英彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-317760
公開番号(公開出願番号):特開平6-148708
出願日: 1992年11月02日
公開日(公表日): 1994年05月27日
要約:
【要約】【目的】 変換効率が大きく、周波数シフト量の範囲を広くとることができる薄膜導波路型の光周波数シフタを提供する。【構成】 光入力部10からの波形cos(ωt)の入力光は分岐部12,14,24で光パワーの等しい四つの導波光に分割され、光位相変調器6A,6Bにより、導波路15Aを伝搬する導波光の波形はcos[ωt+φ(t)]、導波路15Bではcos[ωt-φ(t)]、導波路17での波形=2cos(ωt)cos[φ(t)]=2cos(ωt)cos[(2π/T)t] となる。また、光位相シフタ4および光位相変調器8A,8Bにより、導波路25Aの導波光はsin[ωt+φ(t-T/4)]、導波路25Bではsin[ωt-φ(t-T/4)]、導波路27の導波光=2sin(ωt)cos[(2π/T)(t-T/4)]=2 sin(ωt)sin[(2π/T)t]となる。従って光出力部20からの出力光は、両者の合計=2cos[ωt-(2π/T)t]=2cos{ [ω-(2π/T)]t }となり、-(2π/T) だけ光周波数がシフトされる。
請求項(抜粋):
時間tについて波形が cos(ωt)で表される入力光の周波数ωを-Δωだけシフトさせる光周波数シフタであって、前記入力光の光パワーを四等分して第1,第2,第3および第4の導波光として導波させる光分波器と、前記第1の導波光を位相変調波形φ(t) で位相変調させる第1の薄膜導波路型光位相変調器と、前記第2の導波光を位相変調波形-φ(t) で位相変調させる第2の薄膜導波路型光位相変調器と、前記第3の導波光および第4の導波光の位相を-(π/2)だけずらす薄膜導波路型光位相シフタと、前記薄膜導波路型光位相シフタから出力された前記第3の導波光を位相変調波形φ(t-ΔT)で位相変調させる第3の薄膜導波路型光位相変調器と、前記薄膜導波路型光位相シフタから出力された前記第4の導波光を位相変調波形-φ(t-ΔT)で位相変調させる第4の薄膜導波路型光位相変調器と、前記第1,第2,第3および第4の薄膜導波路型光位相変調器から出力された前記第1,第2,第3および第4の導波光を合成して出力光とする光合波器とを有し、前記位相変調波形φ(t) は、その周期を2Tとしたとき、0≦t<Tにおいてφ(t) =Δωt,T≦t<2Tにおいてφ(t) =2ΔωT-Δωt、で表される三角波形であり、前記ΔωとΔTは、Δω・ΔT=(1+4n)(π/2) ,(ただしnは整数)、を満たすことを特徴とする薄膜導波路型光周波数シフタ。
IPC (2件):
G02F 2/02 ,  G02B 6/12
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭63-027820
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-027820

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