特許
J-GLOBAL ID:200903063430615561

GPS受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 洋介 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-289639
公開番号(公開出願番号):特開平11-125666
出願日: 1997年10月22日
公開日(公表日): 1999年05月11日
要約:
【要約】【課題】 受信環境が優れなくても迅速にして適確に測位計算を行い得るGPS受信機を提供すること。【解決手段】 この受信機は、復調された航法データを全部記憶する航法データ記憶部18と、現在時刻を示す計数信号を出力する時計部26と、ホットスタート時(2時間以内の軌道データを保持している場合)に記憶済み航法データが2時間を経過せずに更新されていない間、航法データ復調部16で各衛星信号の現在受信中の衛星から復調される航法データの1部を記憶済み航法データと照合して現在受信されるもののビット位置を検出し、ビット位置及び計数信号を用いて現在受信されるものの6秒周期で更新される航法データ中の時刻データを予測して衛星予測時刻値を算出する衛星送信時刻予想部20とを備え、測位演算部22が測位計算時に衛星予測時刻値を用いてユーザ位置の位置データを得る。
請求項(抜粋):
複数のGPS衛星からそれぞれ送信される複数の衛星信号を受信する受信手段と、前記複数の衛星信号に基づいてユーザ位置までの擬似距離を測定する擬似距離測定手段と、前記複数の衛星信号に含まれる前記複数のGPS衛星毎の所定周期で更新される時刻データ並びに所定時間毎に更新される軌道データを含む航法データを復調する航法データ復調手段と、前記複数のGPS衛星毎の前記擬似距離及び前記軌道データに基づいて測位計算した結果を前記ユーザ位置の位置データとして出力する測位演算手段と、前記位置データ及び前記軌道データに基づいて前記複数のGPS衛星の現在の測位に適する所定数のものの組み合わせを決定した結果に従って前記擬似距離測定手段及び前記航法データ復調手段の受信状態を制御する受信制御演算手段とを備えたGPS受信機において、前記復調された航法データの全部を記憶する航法データ記憶手段と、現在時刻を計数した結果を計数信号として出力する計数手段と、ホットスタート時に前記記憶済み航法データが前記所定時間を経過せずに更新されていない間、前記航法データ復調手段において前記所定数の衛星信号として現在受信中の衛星から復調される前記航法データの1部を該記憶済み航法データと照合して該現在受信されるもののビット位置を検出すると共に、前記時刻データとして該ビット位置及び前記計数信号から予測した値を用いて衛星予測時刻値を算出する衛星送信時刻予想手段とを備え、前記測位演算手段は、前記測位計算時に前記衛星予測時刻値を用いて前記位置データを得ることを特徴とするGPS受信機。

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