特許
J-GLOBAL ID:200903063469885019

放射性廃液の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-165963
公開番号(公開出願番号):特開平5-072391
出願日: 1991年07月05日
公開日(公表日): 1993年03月26日
要約:
【要約】【目的】 ウラン(U)や、鉄、ニッケル、クロム、モリブデンなどの重金属を含むH2SO4系あるいはH3PO4系溶液である放射性廃液からUと重金属を極めて高率に回収し、除去処理する放射性廃液の処理方法の提供。【構成】 放射性廃液A中のUのほとんどを回収する第1の除去工程と、この第1の除去工程を経た後の放射性廃液A2中の重金属等のほとんどを除去処理する第2の除去工程と、上記第1及び第2の除去工程で除去されなかった濾液F中に残留する微量のU及び重金属をほぼ完全に回収する第3の除去工程より構成されている。【効果】 当初放射性廃液A中に含有されていたUと重金属とを高率で分別除去することができる。
請求項(抜粋):
鉄、ニッケル、クロム、モリブデンなどの重金属とウランとを含有する硫酸系またはリン酸系の放射性廃液Aに硝酸を添加し、この硝酸添加後の該放射性廃液A1にトリブチル燐酸を含有する抽出溶媒Bを加えて該放射性廃液A1中のウランを該抽出溶媒B相側に抽出し、さらにウラン抽出後の該抽出溶媒Bを分取後、この該抽出溶媒Bに水を加えて該抽出溶媒B中のウランを水相Cに逆抽出して、放射性廃液A中からウランを回収、除去する第1の除去工程と、上記第1の除去工程終了後の放射性廃液A2に水酸化ナトリウムを加えて該放射性廃液A2中に上記重金属の沈殿物Dを生じさせた後、この沈殿物Dと濾液Fとを濾別し、該沈殿物Dを水洗して該沈殿物D中の水溶性塩類を除去し、この水洗後の該沈殿物Dをセメント固化して、放射性廃液A2から上記重金属を除去処理する第2の除去工程と、上記濾液Fに水溶性マグネシウム塩および水ガラスを添加し、更にアルカリ溶液を添加してpH8〜9に調整し、水ガラス沈殿物Gを生成させ、該濾液F中に残留するウラン及び重金属を回収、除去する第3の除去工程とを具備していることを特徴とする放射性廃液の処理方法。
IPC (4件):
G21F 9/06 581 ,  G21C 19/46 ,  G21F 9/06 ,  G21F 9/10

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