特許
J-GLOBAL ID:200903063478692762

安定化電源回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-144521
公開番号(公開出願番号):特開平11-341805
出願日: 1998年05月26日
公開日(公表日): 1999年12月10日
要約:
【要約】【課題】 電源効率を落とすことなく複数の直流出力電圧の安定化を図った安定化電源回路を提供することを目的とする。【解決手段】 帰還回路39に接続された出力電圧整流平滑回路37の出力電圧E0と出力電圧整流平滑回路38の出力電圧E1との電位差を検出し、その電位差による電流Icを出力電圧整流平滑回路38から出力電圧整流平滑回路37へ分流する電位検出及び電流分流回路2を設けたことにより、出力巻線S4に発生したリーケージスパイク電圧をピーク点で整流することを回避して、出力電圧E1の急激な上昇を抑えることができる。また、出力電圧整流平滑回路38からの電流Icは負荷41aへ全て流入するため、巻線S4の電流が増加する分(Ic分)巻線S3の電流は減少し、トランスT1の負荷効率の低下を抑えることができる。これにより、電源効率を落とすことなく直流出力電圧の安定化を図ることができる。
請求項(抜粋):
交流電圧を整流平滑し直流電圧に変換して出力する直流電圧供給手段と、一端が前記直流電圧供給手段に接続され前記直流電圧供給手段からの直流電圧が供給される入力巻線及び前記入力巻線に磁気結合している少なくとも第1,第2の出力巻線とを有し、前記第1,第2の出力巻線にそれぞれ所定の電圧を誘起させるためのコンバータトランスと、前記入力巻線の他端に直列に接続され、前記入力巻線への電流のオンオフを行うスイッチング手段と、前記コンバータトランスでそれぞれ所定の電圧にされた前記第1,第2の出力巻線の電圧を整流平滑して出力する第1,第2の直流電圧出力手段と、前記第1,第2の直流電圧出力手段のうちの第1の直流電圧出力手段から帰還された電圧に基づいて、前記スイッチング手段のオンオフを制御し、前記第1の直流電圧出力手段の出力電圧を定電圧制御するスイッチング制御手段と、前記スイッチング制御手段に接続し前記第1の直流電圧出力手段からの出力電圧と前記第2の前記直流電圧出力手段からの出力電圧との電位差を検出し、その電位差による電流を前記第2の直流電圧出力手段から前記第1の直流電圧出力手段に分流して、前記コンバータトランスの漏れインダクタンスによる前記第2の直流電圧出力手段の出力電圧の電圧変動を抑えるようにする電位検出及び電流分流手段と、を具備したことを特徴とする安定化電源回路。
IPC (2件):
H02M 3/28 ,  H02M 3/338
FI (2件):
H02M 3/28 V ,  H02M 3/338 A

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