特許
J-GLOBAL ID:200903063482260192

車両の姿勢制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-075296
公開番号(公開出願番号):特開平10-264798
出願日: 1997年03月27日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】【課題】車体姿勢の安定性を損なうことなく車両の姿勢制御、特に、ドリフトアウトの抑制を行い得るようにする。【解決手段】ドリフトアウト抑制制御(SE3)において、旋回内方の前輪に制動力を付与することにより、車体姿勢を旋回内方側に変更させるヨーモーメントを作用させて車両のアンダステア傾向の緩和を図る。旋回内方の前輪に付与する制動力量を、その前輪の車輪スリップ率が最大スリップ率よりも所定量小値側に設定された(SE5)設定上限値ρlim 以下になるように制限する。設定上限値を、スピン抑制制御の場合よりも小値側に設定し(SE5)、ステアリング舵角θH やステアリングの操舵速度θH ′が大きいほどより小値側に変更設定する(SE6,SE7)ようにする。
請求項(抜粋):
車両の前後左右の各車輪に対し個別に制動力を付与可能に構成された制動手段と、この制動手段の作動を制御して上記各車輪に対し独立して制動力を付与することにより上記車両の車体姿勢を目標走行方向に向かって収束するように制御する姿勢制御手段とを備えた車両の姿勢制御装置において、走行方向に対する車体姿勢を表す車両状態量を検出する姿勢状態検出手段と、上記姿勢状態検出手段から出力される検出車両状態量が上記目標走行方向に対応する目標車両状態量からアンダステア側に設定量以上ずれて車両がアンダステア状態にあることを判定するアンダステア判定手段とを備え、上記姿勢制御手段は、上記各車輪の車輪スリップ率の上限値をこの各車輪が回転する方向に最大の前後力を発揮する車輪スリップ率よりも所定量小値側に設定する上限値設定部と、上記アンダステア判定手段により車両がアンダステア状態にあると判定されたとき、上記車両の旋回内方の前輪に対し、その旋回内方の前輪の車輪スリップ率が上記上限値設定部により設定された車輪スリップ率の設定上限値以下の値になるよう、制動力を独立して付与する第1ヨーモーメント制御部とを備えており、上記上限値設定部は、上記車輪スリップ率の設定上限値を、上記アンダステア判定手段により車両がアンダステア状態にあると判定されたときにアンダステア状態にあると判定されないときよりも小値側に設定するように構成されていることを特徴とする車両の姿勢制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/24 ,  B60T 8/58
FI (2件):
B60T 8/24 ,  B60T 8/58 Z

前のページに戻る