特許
J-GLOBAL ID:200903063509215410

新規デアミノノイラミニダーゼとその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 遠山 勉 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-146820
公開番号(公開出願番号):特開平8-009972
出願日: 1994年06月28日
公開日(公表日): 1996年01月16日
要約:
【要約】【目的】 N-アシルノイラミン酸残基には作用せず、デアミノノイラミン酸残基に極めて特異的なデアミノノイラミニダーゼ及びこれを産生する微生物を提供する。【構成】 スフィンゴバクテリウム mOL12-4sなどのスフィンゴバクテリウム属に属する細菌を培養し、その培養物から、デアミノノイラミン酸を含有する複合糖質もしくは糖質に作用し、デアミノノイラミン酸ケトシド結合を加水分解して、デアミノノイラミン酸を含有しない糖質もくしは複合糖質またはデアミノノイラミン酸が部分的に除去された複合糖質もしくは糖質と遊離のデアミノノイラミン酸とを生成し、かつ、N-アセチルノイラミン酸又はN-グリコリルノイラミン酸を含有する複合糖質もしくは糖質に対し、N-アセチルノイラミン酸又はN-グリコリルノイラミン酸のケトシド結合には作用しないデアミノノイラミニダーゼを採取する。
請求項(抜粋):
下記の理化学的性質を有するデアミノノイラミニダーゼ。?@作用:デアミノノイラミン酸を含有する複合糖質もしくは糖質に作用し、デアミノノイラミン酸ケトシド結合を加水分解して、デアミノノイラミン酸を含有しない複合糖質もしくは糖質、またはデアミノノイラミン酸が部分的に除去された複合糖質もしくは糖質と遊離のデアミノノイラミン酸とを生成する。?A基質特異性:デアミノノイラミン酸を含有する複合糖質もしくは糖質には作用するが、N-アセチルノイラミン酸又はN-グリコリルノイラミン酸を含有する複合糖質もしくは糖質における、N-アセチルノイラミン酸またはN-グリコリルノイラミン酸のケトシド結合には作用しない。?B至適反応pH:pH5.7〜6.0?C安定pH範囲:25°CにおいてpH4〜9で安定?D至適反応温度:25°C付近?E熱安定性:25°Cで少なくとも48時間失活しない。?F阻害及び安定化:遊離のデアミノノイラミン酸によって阻害される。ウシ血清アルブミンなどのタンパク質存在下で安定化される。
IPC (4件):
C12N 9/24 ,  C12N 1/20 ,  C12P 19/14 ,  C12R 1:01

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