特許
J-GLOBAL ID:200903063542884301

移動体通信システムの自動周波数配置方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-219937
公開番号(公開出願番号):特開平10-066142
出願日: 1996年08月21日
公開日(公表日): 1998年03月06日
要約:
【要約】【課題】 隣接する無線基地局の間に遮蔽物がある場合、各々の無線基地局では互いの下り電波干渉電力が小さいので、両無線基地局に同一の周波数を割り当ててしまう可能性がある。【解決手段】 周波数割り当ての対象となっている無線基地局の周辺の複数の無線基地局から割り当て候補となっている周波数の信号を順次発信させる。当該候補周波数をすでに使用している無線基地局でこれらの受信電力を測定し、閾値と比較する。比較した結果、閾値を超える受信電力を測定した無線基地局がない場合は当該候補周波数を割り当て、閾値を超える受信電力を測定した無線基地局がある場合は当該候補周波数を割り当て候補対象から除く。これにより、遮蔽物に隠れた無線基地局の存在がわかり、隣接する無線基地局に同一の周波数を割り当てることを防ぐ。
請求項(抜粋):
各々が、移動局と通信を行う無線ゾーンを構成する複数の無線基地局と、当該複数の無線基地局と接続されて当該複数の無線基地局を制御する無線基地局制御装置とを含む移動体通信システムにおける当該複数の無線基地局の各無線基地局で使用する電波の周波数を割り当てる自動周波数配置方法であって、周波数割り当ての対象となる第1の無線基地局は、他の無線基地局の各々が送信する送信信号を受信して、受信した各々の信号の受信電力と周波数を前記無線基地局制御装置に報告し、前記無線基地局制御装置は、前記第1の無線基地局から報告された受信電力にもとづいて受信電力の大きい順に前記第1の無線基地局の周辺の複数の第2の無線基地局と、最も受信電力の小さい割り当て候補周波数とを決定し、複数の前記第2の無線基地局に対して前記割り当て候補周波数で信号を送信するように指示し、複数の前記第2の無線基地局が送信する前記割り当て候補周波数の信号を受信して、受信した各々の信号の受信電力を加算し、当該加算結果が予め定められた第1の閾値を超えた場合は当該結果を前記無線基地局制御装置に報告する前記割り当て候補周波数と同一の周波数が既に割り当てられている第3の無線基地局から当該報告を受けない場合は前記割り当て候補周波数を前記第1の無線基地局に割り当て、少なくとも一つの前記第3の無線基地局から前記報告を受けた場合は前記割り当て候補周波数を割り当て対象から除くことを特徴とする移動体通信システムの自動周波数配置方法。
IPC (2件):
H04Q 7/36 ,  H04B 7/26
FI (2件):
H04B 7/26 105 D ,  H04B 7/26 K

前のページに戻る