特許
J-GLOBAL ID:200903063591962490

直流電動機の冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西教 圭一郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-073906
公開番号(公開出願番号):特開平10-271761
出願日: 1997年03月26日
公開日(公表日): 1998年10月09日
要約:
【要約】【課題】 直流電動機の絶縁材料の保護および冷却装置の省エネルギを図る。【解決手段】 第1〜第4温度検出器7,8,9,10は、吸気温度、排気温度、界磁巻線温度および補極巻線温度をそれぞれ検出してファジィ制御器11に送る。ファジィ制御器11は、吸排気温度差およびその最大値を求め、界磁巻線温度および補極巻線温度の最大値を求め、さらに前記求めた巻線温度の最大値の時間変化率を求め、メモリ11aに記憶されているメンバシップ関数およびファジィルールに基づいて、前記求めた値に対応する誘導電動機5の電源周波数をファジィ推論して求め、前記求めた電源周波数をVVVF6に指令値として送る。VVVF6は、電源周波数を前記指令値に一致するように変化させて誘導電動機5に与える。誘導電動機5は、与えられた電源周波数に対応する回転速度で送風機3を回転駆動し、送風機3の風量を適正風量に制御する。
請求項(抜粋):
複数基の直流電動機を有し、各直流電動機は、周方向に間隔をあけて複数個配置され、界磁鉄心と界磁鉄心に巻回される界磁巻線とを有し、界磁を形成する主極と、前記主極によって形成される磁界内に回転自在に設けられ、電機子鉄心と電機子鉄心に設けられる電機子巻線とを有する電機子と、複数の主極の周方向中間に配置され、補極鉄心と補極鉄心に巻回される補極巻線とを有する補極と、主極に設けられ、電機子巻線および補極巻線とともに直列回路を形成する補償巻線と、電機子を外囲し、主極および補極が固定されるハウジングであって、ハウジングに形成され、主極、電機子および補極を冷却する冷却用空気を吸込む空気吸込口と、ハウジングに形成され、冷却用空気を排出する空気排出口とが形成されるハウジングと、電機子の回転速度を表す指令信号に応答し、指令信号の表す回転速度が大きくなるにつれて界磁巻線に与える電流が小さくなるように制御する第1電気回路と、前記指令信号に応答し、指令信号の表す回転速度が大きくなるにつれて前記直列回路に与える電流が大きくなるように制御する第2電気回路とを含み、さらに、前記複数の直流電動機に共通に冷却用空気を供給して各直流電動機を冷却する送風手段を備える直流電動機の冷却装置において、前記送風手段は、冷却用空気を供給する送風機と、送風機からの冷却用空気を各直流電動機に導く第1空気通路手段と、第1空気通路手段の冷却用空気流れ方向に間隔をあけて順次的に各直流電動機ごとに設けられ、一端部が第1空気通路手段に接続され、他端部が各直流電動機の空気吸込口に接続される第2空気通路手段と、送風機を回転駆動する電動機と、送風機に吸込まれる冷却用空気の吸気温度を検出する第1温度検出器と、複数の直流電動機の空気排出口付近に設けられ、直流電動機から排出される冷却用空気の排気温度を検出する第2温度検出器と、複数の直流電動機の界磁巻線に設けられ、界磁巻線の温度を検出する第3温度検出器と、複数の直流電動機の補極巻線に設けられ、補極巻線の温度を検出する第4温度検出器と、前記送風機の回転速度を制御する制御手段であって、前記第1〜第4温度検出器の出力に応答し、前記各排気温度から吸気温度を減算して吸排気温度差を求め、複数の直流電動機に個別的に対応する前記吸排気温度差のうちの最大値、複数の直流電動機の界磁巻線温度および補極巻線温度のうちの最大である巻線温度最大値を求め、前記求めた巻線温度の最大値の時間変化率を求め、吸排気温度差、巻線温度および巻線温度変化率の3者と送風機の回転速度との対応関係を予め設定し、前記求めた吸排気温度差の最大値、前記求めた巻線温度の最大値および前記求めた巻線温度変化率に対応する送風機の回転速度を前記予め定めた対応関係に基づいて求め、前記求めた回転速度になるように送風機を制御する制御手段とを含んで構成されることを特徴とする直流電動機の冷却装置。
IPC (3件):
H02K 9/04 ,  F04D 27/00 ,  G05D 23/00
FI (3件):
H02K 9/04 A ,  F04D 27/00 P ,  G05D 23/00 E

前のページに戻る