特許
J-GLOBAL ID:200903063606574611

多層包被食品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 戸川 公二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-251733
公開番号(公開出願番号):特開平8-112056
出願日: 1994年10月18日
公開日(公表日): 1996年05月07日
要約:
【要約】【目的】 各カッター体が組み合って成る整形切断ゲートに導いた、二種以上の食品材料から成る多層棒状食品を、この棒状食品の材質等に応じて外皮材の皮まわりを自由に調節して包被切断することを可能にして、目的の外皮材厚みをもつ多層包被食品を連続的に製する多層包被食品の製造方法を提供すること。【構成】 各カッター体を駆動する制御モータの回転角度、回転速度等を制御器で制御することにより、整形切断ゲートの開閉速度を多層棒状食品に合わせて、調節可能とし、これによって多層棒状食品の周囲の締め括びり時の、棒状食品の中心部への外皮材移動量を任意に調節できるようにした。【効果】 各種の多層棒状食品に最適な包被切断条件を簡単に設定することができるので、従来の如く装置の包被切断可能条件に合わせて食品材料を調整し管理するといった面倒で非能率的な対応を採る必要がなく多層包被食品の製造能率が格段に向上する。
請求項(抜粋):
二種類以上の食品材料から成る、芯材f1 外皮材f2 の多層棒状食品Fを一定速度で連続的に押し出す一方、先端部に剪断エッジ11aを有し当該剪断エッジ11aから支点P側へは括約側縁12を備える少なくとも3つのカッター体1を各カッター体の剪断エッジ11aが隣りのカッター体の括約側縁12上を常に摺動移動する如く中心O半径Rの円周Cを等分割した各点を支点Pとしてそれぞれ回動自在に配設して切断機構部9を構成しこの切断機構部9の各カッター体1が前記括約側縁12で囲んで作出する整形切断ゲートG内へ前記多層棒状食品Fを導き、この多層棒状食品Fが当該整形切断ゲートG内を一定速度で流れているときに、各カッター体1を同期的に一斉回動させることにより、前記整形切断ゲートGを拡縮開閉せしめ、まず、この整形切断ゲートGの縮小過程で、各括約側縁12が多層棒状食品Fの周囲を締め括びると共に、当該多層棒状食品Fの締め括びり部分を揉み擦って整形し、次いで、前記剪断エッジ11aが前記中心Oを越えて円弧移動する過程で、各剪断エッジ11aが互いに擦れ違いながら接触移動することにより締め括びった多層棒状食品Fを剪断分離すると共に、この剪断分離した多層包被食品F′を上下動自在に配したコンベア5にて支持した状態において、前記括約側縁12が組合って作出する、多層包被食品F′切断処理面を丸く整形するための頭頂整形領域Hを縮小させることによって、当該頭頂整形領域H内に位置する前記剪断された食品材料を搾り押し出しして当該切断処理面を丸く整形してゆくにあたって、前記整形切断ゲートGの縮小過程で、各カッター体1が多層棒状食品Fの周囲を締め括びる際に、この各カッター体1を駆動する制御モータ41の回転方向、回転角度、回転開始タイミング及び回転終了タイミングを制御器42で制御することにより、この整形切断ゲートGの縮小速度及び縮小開始タイミングを前記多層棒状食品Fに合わせて調節可能とし、この多層棒状食品F周囲の締め括びり時における、多層棒状食品F中心部への外皮材f2 の移動量を任意に調節できるようにしたことを特徴とする多層包被食品の製造方法。
IPC (2件):
A21C 11/16 ,  A23G 3/20

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