特許
J-GLOBAL ID:200903063626076189

プレテンション方式PC部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牛木 護
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-049678
公開番号(公開出願番号):特開平11-245219
出願日: 1998年03月02日
公開日(公表日): 1999年09月14日
要約:
【要約】【課題】 脱型時のPC桁の変形による亀裂等の局部的破損を防止する。【解決手段】 PC桁10の一端側にウェブ部12の端部から延設する張出部14を形成する。この張出部14側に位置するウェブ部12の端面に傾斜面25と、張出部14に対してほぼ垂直に直交する垂直面26と傾斜面25を形成する。そして、型枠30によりPC桁10を成型した後、PC桁10を脱型する際、PC桁10は内部のPC鋼材51による収縮作用によって全体に凸弧状に湾曲するように変形するが、そのPC桁10の変形に伴う曲げ応力は、垂直面26と傾斜面25の交点部52に加わり、張出部14とウェブ部12との交点部52Aには曲げ応力が加わらないので交点部52Aに亀裂が生じといった局部的破損を防止することができる。
請求項(抜粋):
型枠に縦方向のPC鋼材を配置して緊張力を加え、前記型枠内にコンクリートを打設し硬化した後、前記PC鋼材の緊張力を開放してプレテンションを与えた後、脱型して前記PC鋼材により縦方向にプレテンションを与えてなるPC部材において、前記PC部材は、フランジ部の片面に少なくとも該フランジ部のほぼ全長に渡る補強部を突設して構成され、かつ、前記フランジ部の少なくとも一端側を前記補強部の端面から延設させて張出部を形成し、この張出部側に位置する前記補強部の端面に前記張出部に対して直交する垂直面と傾斜面を形成したことを特徴とするプレテンション方式PC部材。

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