特許
J-GLOBAL ID:200903063655740349

輪荷重移動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-347487
公開番号(公開出願番号):特開平5-178060
出願日: 1991年12月27日
公開日(公表日): 1993年07月20日
要約:
【要約】【目的】複雑な制御を行うことなく車両のロール運動によって発生するロールモーメント分を補正して、高精度の荷重移動制御を行う。【構成】車体6と左右の車輪2F,2Rとの間に個別に油圧シリンダ20L,20R を介挿し、これら油圧シリンダ20L,20R をクロス配管26A,26B で上下逆に連通すると共に、クロス配管26A,26B 間に複動型の制御用シリンダ30を介挿し、この制御用シリンダ30のピストンロッド30c に形成したラック30d に電動モータ34のピニオン34a を噛合させる。一方、コントローラ36で車速センサ38及び操舵角センサ39の検出信号から横加速度αY を推定し、この横加速度αY から目標差圧ΔP′を算出すると共に、クロス配管26A,26B に設けた圧力センサ40A,40B の圧力検出値PA,PB から実際の差圧ΔPを算出し、この差圧ΔPが目標差圧ΔP′と一致するように電動モータ34を駆動して輪荷重移動量をフィードバック制御する。
請求項(抜粋):
輪荷重移動量を制御するために車体と左右各車輪との間に個別に設けた複動型の流体シリンダと、左側流体シリンダの上室及び下室を夫々右側流体シリンダの下室及び上室に夫々個別に連通するクロス配管と、これらクロス配管間に介挿された制御用流体シリンダと、該制御用流体シリンダのピストンを車両に生じる横加速度に応じて駆動する駆動装置とを備えた輪荷重移動制御装置において、前記クロス配管の夫々の相対圧力差を検出する差圧検出手段と、前記車体のロール状態を検出するロール状態検出手段と、該ロール状態検出手段のロール状態検出値に応じた差圧目標値を決定する目標差圧決定手段と、前記差圧検出手段の差圧検出値と前記目標差圧決定手段の差圧目標値とに基づいて前記駆動装置に対して駆動指令値を出力するロール剛性制御手段とを備えたことを特徴とする輪荷重移動制御装置。
IPC (2件):
B60G 21/073 ,  B60G 17/015
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭62-012409

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