特許
J-GLOBAL ID:200903063657855380

電波方向探知装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-330779
公開番号(公開出願番号):特開平10-170621
出願日: 1996年12月11日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】 たとえ高い周波数の測定電波であっても、高い精度で測定電波の到来方向を探知する。【解決手段】 受信用アンテナ1a〜1cを介して受信して受信信号として出力する複数の受信部2a〜2cと、各受信用アンテナに対して基準方向に配設され、規定電界レベルの校正電波20を出力する校正用アンテナ17と、各受信部から出力された受信信号相互間の位相差を一定周期で順次検出していく位相差検出手段24と、検出された位相差から電波の到来方向を算出する到来方向算出手段29と、受信信号の信号レベルが規定信号レベルのとき受信した電波を校正電波とみなして、校正位相差θ1 〜θ3 を記憶保持する手段26と、信号レベルが所定レベル以上上回るとき、到来方向算出手段29で算出された測定電波の到来方向aを記憶された校正位相差θ1 〜θ3 で補正する補正手段とをを備えている。
請求項(抜粋):
互いに異なる位置に配設された複数の受信用アンテナ(1a,1b,1c)と、この各受信用アンテナを介して同一電波を受信してそれぞれ受信信号として出力する複数の受信部(2a,2b,2c)と、校正信号を出力する校正信号発生器(18)と、前記各受信用アンテナに対して予め定められた基準方向に配設され、前記校正信号発生器から出力された校正信号を規定電界レベルの校正電波として電波出力する校正用アンテナ(17)と、前記各受信部から出力された受信信号相互間の位相差を一定周期で順次検出していく位相差検出手段(24)と、この位相差検出手段で検出される位相差から到来する電波の到来方向を算出する到来方向算出部(29)と、前記各受信部から出力された受信信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段(23)と、この信号レベル検出手段で検出された信号レベルが前記校正電波の電界レベルに対応する規定信号レベルのとき前記受信した電波を校正電波とみなして、前記位相差検出手段で順次検出される各位相差のうち最新の位相差を校正位相差として記憶保持する位相差記憶手段(26)と、前記信号レベル検出手段で検出された信号レベルが前記規定信号レベルを所定レベル以上上回るとき前記受信した電波を測定電波とみなして、前記位相差検出手段で順次検出される位相差から算出した測定電波到来方向に対して、この位相差と前記位相差記憶手段に記憶された校正位相差とを用いて補正演算を行う補正演算手段とを備えた電波方向探知装置。

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