特許
J-GLOBAL ID:200903063660571679

水中の窒素化合物及びリン化合物の分析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-126769
公開番号(公開出願番号):特開平7-311155
出願日: 1994年05月16日
公開日(公表日): 1995年11月28日
要約:
【要約】【目的】 試料水中の窒素化合物とリン化合物を共通に測定でき、長時間の連続分析も可能にするとともに、海水のような妨害物質を含む試料も効率よく分析できるようにする。。【構成】 試料水を光酸化反応槽2へ供給し、光酸化触媒としてのTiO2又はPtやRuO2を添加したTiO2の存在下で90°Cに加温し、その試料水に空気を供給しながら低圧水銀灯により紫外線を試料水に照射して光酸化分解反応を起こさせる。光酸化分解反応終了後、試料水の一部を測定槽8に取り出して吸光光度計10により波長220nmで硝酸イオンを測定する。次に、測定槽8に残っている試料水にモリブデン酸アンモニウム溶液とL-アスコルビン酸溶液を添加して発色反応させ、その発色した液を用い吸光光度計10により波長880nmでリン酸イオンを測定する。
請求項(抜粋):
試料水を50〜100°Cに加温し、光酸化触媒としてのTiO2又はPtやRuO2を添加したTiO2の存在下でその試料水に紫外線を照射して試料水中の窒素化合物とリン化合物を同時に酸化して窒素化合物から硝酸イオン、リン化合物からリン酸イオンを生じさせる酸化反応槽と、前記酸化反応槽と流路で結ばれ、前記酸化反応槽からの試料水が供給される石英ガラス製吸光測定セルと、前記酸化反応槽又は前記吸光測定セルへリン酸イオンと選択的に反応する発色液を添加する発色液添加用流路と、前記吸光測定セルへ測定光として紫外線及び近赤外線を照射する光源部と、前記吸光測定セルの測定光透過光路上にあって、その透過光を2つの光路に分波する分波手段と、分波された一方の光路上にあって硝酸イオンに特有の吸収波長を選択し、その波長の光を硝酸イオンの試料光として検出する第1の光学系と、分波された他方の光路上にあってリン酸イオンと反応した発色液に特有の吸収波長を選択し、その波長の光をリン酸イオンの試料光として検出する第2の光学系と、前記第1及び第2の光学系の検出信号を基にして窒素化合物濃度とリン化合物濃度とを算出する演算処理部とを備えたことを特徴とする分析装置。
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭62-293162
  • 特開昭64-000461

前のページに戻る