特許
J-GLOBAL ID:200903063670001838

磁気異方性希土類磁石合金粉末の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 清路
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-111317
公開番号(公開出願番号):特開平8-283803
出願日: 1995年04月11日
公開日(公表日): 1996年10月29日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、磁気異方性を有する希土類磁石合金粉末を製造する方法を提供する。本発明の製造方法によって得られる磁石合金粉末は磁気特性に優れ、ボンド磁石に使用する場合、比較的少量の配合でよく、強い吸着力と、優れた柔軟性とを併せ有する磁石を得ることができる。【構成】 ネオジム12.3%、コバルト10.0%、ガリウム1.0%、ジルコニウム0.1%、ホウ素6.0%及び残部鉄からなる希土類元素含有合金を、1100°Cに40時間保持して均質化処理し、その後、1.0気圧の水素雰囲気下、800°Cに3時間保持して水素を吸蔵させ、次いで、水素圧を10-5気圧以下とした雰囲気下、800°Cで30分間脱水素処理し、その後、冷却、粉砕することにより、最大エネルギー積35.0MGOe、残留磁束密度13.0KGの磁気異方性希土類磁石合金粉末を得た。
請求項(抜粋):
希土類元素、Fe及びBを主成分とする合金に、水素雰囲気下、水素を吸蔵させ、その後、実質的に水素を含まない雰囲気において、脱水素させ、次いで、冷却し、粉砕することにより磁気異方性希土類磁石合金粉末を製造する方法において、上記希土類元素は12〜15%、上記Bは5.8〜8.0%であり、上記合金は、更に40%以下のCo、5.0%以下のGa及び1.0%以下のZrのうちの少なくとも一種を含み、且つ上記水素雰囲気の圧力(P;気圧)を下記範囲とした場合に、-0.68+0.056X≦P≦0.056X(但し、Xは、?@Coの含有量、?AGaの含有量の6倍、?BZrの含有量の10倍及び?CGaの含有量の100倍にZrの含有量を乗じた値の総和の絶対値であり、16≦X≦50、0.5≦P≦2.6である。)上記磁気異方性希土類磁石合金粉末の最大エネルギー積は20MGOe以上及び/又は残留磁束密度は12KG以上であることを特徴とする磁気異方性希土類磁石合金粉末の製造方法。
IPC (3件):
B22F 9/04 ,  B22F 1/00 ,  H01F 1/06
FI (3件):
B22F 9/04 E ,  B22F 1/00 Y ,  H01F 1/06 A

前のページに戻る