特許
J-GLOBAL ID:200903063673211965

油圧機関と流体流れ選択のための三位置式セレクタとを有する油圧流体回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 太田 恵一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-132675
公開番号(公開出願番号):特開2000-002201
出願日: 1999年05月13日
公開日(公表日): 2000年01月07日
要約:
【要約】【課題】 固定機構の早期摩耗を防ぎ、更に、その結果機関の始動の際に不愉快なノッキングを防止する。【解決手段】 可逆油圧機関(10)、制動装置(12)と、それぞれ機関の供給と排出の2つの主孔に接続された2本の主導管(26、28)と、一つの静止位置と機関の主孔とそれらが接続されている主導管の間で流体流れを選択するための2つの動作位置を占めるのに適した主セレクタ(50)とから成る油圧流体回路。回路はさらに主セレクタ(50)がその静止位置に維持される第一の配置と、主セレクタがその静止位置を離れることができる第二の配置を占めることができる選択中間システム(52)も備えている。選択中間システムの制御手段(50、60)は、ブレーキが動作していないときしかこの中間システムがその第一からその第二の配置に移行できないように、制動装置に接続されている。
請求項(抜粋):
油圧流体回路において、・固定子と回転子を備えた双方向回転式油圧機関(10)、とくに機械の並進移動機構の駆動に用いられる型式のものであり、それぞれ流体の供給と排出に用いられるための2つの主孔(22、24)を有する機関と、・少なくとも一つの固定機構(18;318;418)と、前記機構を回転子が固定される動作位置と回転子が固定子に対して自由に回転できる非動作位置に付勢するための手段(14、16、20;216)を含む機関の回転子固定装置(12;312;412)と、・油圧流体を流れさせる手段(P、R)と、・機関の作動状態において機関の供給と排出導管の役割を果たすために機関の2つのそれぞれの主孔にそれぞれ接続されるための、2本の主導管(26、28)と、・機関の主孔(22、24)とそれらがそれぞれ接続されている主導管(26、28)の間で流体の流れを選択する装置であって、この装置は主導管(26、28)内の流体圧力がほぼ等しくなって、主導管と対応する主孔(22、24)の間の流体流れが排出方向に阻止される、静止位置と、第一の主導管(26)内の流体圧力が第二の主導管(28)内の流体圧力を越えて、第一の主導管(26)と第一の主孔(22)の間の流体流れが供給方向に可能になり、他方で第二の主導管(28)と第二の主孔(24)の間の流体流れは排出方向に可能になる第一の動作位置と、第一の主導管(26)内の流体圧力が第二の主導管(28)内の流体圧力より小さくなり、第一の主導管(26)と第一の主孔(22)の間の流体流れが排出方向に可能になり、他方で第二の主導管(28)と第二の主孔(24)の間の流体流れは供給方向に可能になる第二の動作位置を占めることができる主セレクタ(50、150)を備え、さらに、この3つの位置で主セレクタの移動を制御するための手段も有する選択装置:とから成り、主セレクタ(50;150)の移動制御のための手段が、主セレクタがその静止位置に維持される第一の配置と、主セレクタ(50;150)がその動作位置の一方または他方を採るためにその静止位置を離れることができる第二の配置を採ることができる選択中間システム(52;152;352;452;452’)、ならびに選択中間システム(52;152;352;452;452’)を介して同一圧力または異なる圧力に置くことができる2本の操作導管(54、56;154、156;454、456)を備え、主セレクタの移動制御のための手段が、さらに、前記選択中間システムの制御手段が、固定機構がその非動作位置に付勢されたときにしかそのその第一からその第二の配置に移行できないように、固定装置に接続された選択中間システムの制御手段(58、60;258;358;458、458’)を有することを特徴とする油圧流体回路。

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