特許
J-GLOBAL ID:200903063700604486

列車位置検知方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹岡 茂 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-020990
公開番号(公開出願番号):特開平10-206185
出願日: 1997年01月20日
公開日(公表日): 1998年08月07日
要約:
【要約】【課題】 列車が自列車の絶対位置の検知精度を高めることを可能にする列車位置検知方式を提供する。【解決手段】 列車1に、路線の勾配やカーブ、トンネルなどの設備情報を保持する設備情報記憶装置103と、列車の加速性能、減速性能に関する情報を保持する車両性能記憶装置104を設け、前記演算装置105は、列車1が認識している絶対位置に対応する103内の設備情報に基づき該絶対位置に対応する走行抵抗を求め、該走行抵抗と104内の列車の性能情報に基づき引張力を求め、これに基づき列車が走行中の地点において出し得る加速度の範囲を求め、車輪回転数検知装置101の出力に基づき車輪の加速度を求め、加速度の範囲と車輪の加速度を比較し、車輪の加速度が上記範囲を超えていれば、該101の異常と判断し、異常が発生した時間は列車が出すことの可能な加速度を用いて、列車の絶対位置を求める。
請求項(抜粋):
地上の線路の任意の地点に、その地点の絶対位置を特定できる情報を発信する情報発信装置を設け、列車に、該情報発信装置からの情報を受信する情報受信装置と車輪の回転数を測定する車輪回転数検出装置とデータの処理を行う演算装置とを設け、情報受信装置により正確な絶対位置を補正し、前記車輪回転数検出装置の出力に基づき走行距離を求め列車自身が走行中または停車中の絶対位置を求める列車位置検知方式において、前記列車に、路線の勾配やカーブ、トンネルなどの設備情報を保持する設備情報記憶装置と、列車の加速性能に関する情報や列車総重量などを保持する車両性能記憶装置とを設け、前記演算装置は、列車が認識している絶対位置に対応する前記設備情報記憶装置に記憶された勾配量と前記車両性能記憶装置に記憶された性能に基づき該絶対位置に対応する走行抵抗を求め、前記車両性能記憶装置に記憶された列車の性能に基づき列車の速度に対応する引張力を求め、前記走行抵抗と該引張力に基づき列車が走行中の地点において出すことの可能な加速度の範囲を求め、前記車輪回転数検知装置の出力に基づき車輪の加速度を求め、前記可能な加速度の範囲と前記車輪の加速度を比較し、該車輪の加速度が、走行中の地点における前記可能な加速度の範囲を超えていれば、車輪が空転・滑走その他車輪径などのずれに基づく前記車輪回転数検出装置の異常と判断し、前記列車が出すことの可能な加速度を用いて、異常が発生した時間は該加速度により走行したものとして列車の絶対位置を求めることを特徴とする列車位置検知方式。
IPC (4件):
G01C 22/00 ,  G01B 21/00 ,  G01C 21/00 ,  B60L 15/40
FI (4件):
G01C 22/00 E ,  G01B 21/00 E ,  G01C 21/00 Z ,  B60L 15/40 D

前のページに戻る