特許
J-GLOBAL ID:200903063712758470
二重管型すじかい材
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉村 勝俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-225863
公開番号(公開出願番号):特開平8-068109
出願日: 1994年08月26日
公開日(公表日): 1996年03月12日
要約:
【要約】【目的】 外管の端部に形成される内管で補剛されない部分における外管の非軸対称な局部座屈の発生を回避し、外管を有効に軸方向に塑性変形させて地震エネルギを吸収できるようにする二重管型すじかい材を提供する。【構成】 内管3は、外管2の軸方向許容塑性変形量βの1/2を十字形継手1との間に残す全長L3 であると共に外管2の内径d2 に可及的に近い外径D3 を有して、軸方向中央部位3nで外管2に固定される。十字形継手1は剛的固定構造の継手であり、外管2に軸圧縮力Pが作用しても撓みは少なく、それゆえ曲げモーメントの発生も小さい。ピンジョイント的な支持構造に比べると、内管3の存在しない部分の外管2における局部座屈の発生は可及的に抑えられる。一方、外管2の軸対称塑性変形が助長され大きい変位の吸収能力が付与されたすじかい材となる。
請求項(抜粋):
両端の継手部材を介して軸圧縮力が導入される外管と、該軸圧縮力を受けて弾性座屈しようとする前記外管を内部から補剛する内管とからなり、該内管は前記外管の軸方向許容塑性変形量の1/2を前記各継手部材との間に残す全長であると共に、前記外管の内径に可及的に近い外径を有して、軸方向中央部位で前記外管に固定されている二重管型構造部材において、前記外管に軸圧縮力が作用したとき前記継手部材近傍の前記内管が存在しない部分の外管における非軸対称局部座屈を発生させにくいようにするため、前記継手部材は梁または柱に取り付けられたガセットプレートに対して剛的固定構造継手となっていることを特徴とする二重管型すじかい材。
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