特許
J-GLOBAL ID:200903063723289928

耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊丹 健次
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-306779
公開番号(公開出願番号):特開平8-134316
出願日: 1994年11月15日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】【構成】 中粒子径ゴムを用いたグラフト共重合体(I)と、小粒子径ゴムを用いたグラフト共重合体(II)と、スチレン-マレイミド系樹脂(III )とからなり、ゴムの含量が樹脂組成物中5〜40重量%である熱可塑性樹脂組成物。【効果】 耐衝撃性、特に面衝撃強度に優れるとともに、加工性、耐熱性も良好である。
請求項(抜粋):
透過型電顕分析-画像解析法(TEM法)による粒径190nm以上のゴム重合体部の体積平均粒径が250〜800nmであるゴム重合体部(A)、及びゴム重合体部(A)に対する体積比(a)/(A)が0.10〜0.80であるグラフト部(a)から構成されるグラフト共重合体(I)、TEM法による粒径が190nm未満のゴム重合体部の体積平均粒径が60〜160nmであるゴム重合体部(B)、及びゴム重合体部(B)に対する体積比(b)/(B)が0.30〜1.00であるグラフト部(b)から構成されるグラフト共重合体(II)、及びシアン化ビニル化合物残基15〜60モル%、マレイミド系化合物残基2〜45モル%、芳香族ビニル化合物残基35〜80モル%及びこれらと共重合可能な化合物残基0〜30モル%(合計100モル%)の組成である共重合体(III)からなり、前記ゴム重合体部(A)と前記ゴム重合体部(B)の体積比(A)/〔(A)+(B)〕が0.4〜0.9であり、かつ前記ゴム重合体部(A)、(B)が、ジエン系ゴム重合体、オレフィン系ゴム重合体、及びアクリル系ゴム重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の重合体であり、かつ前記グラフト部(a)、(b)がシアン化ビニル化合物残基15〜60モル%、芳香族ビニル化合物残基85〜40モル%、及びこれらと共重合可能な化合物残基0〜30モル%(合計100モル%)からなる組成の重合体であり、かつメチルエチルケトン可溶分の還元粘度(30°C、N,N-ジメチルホルムアミド溶液中)が0.3〜1.2dl/gであり、かつ前記ゴム重合体部(A)と(B)の含量が樹脂組成物中5〜40重量%である耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂組成物。
IPC (2件):
C08L 51/04 LKY ,  C08L 25/12 LDW
引用特許:
審査官引用 (11件)
  • 特開昭62-199645
  • 特開昭62-177054
  • 特開平3-066741
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