特許
J-GLOBAL ID:200903063723670311

車両用油圧システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-065330
公開番号(公開出願番号):特開平5-270293
出願日: 1992年03月23日
公開日(公表日): 1993年10月19日
要約:
【要約】【目的】エンジン回転数が変動して油圧ポンプの吐出容量が増減しても動力損失を招来することなく、油圧モータの出力軸の回転数をほぼ一定に保持する車両用油圧システムを提供する。【構成】車両用エンジン1によって駆動される定容量型油圧ポンプ2の主油路Lに分流器3を介して第1の作動油路L1 及び第2の作動油路L2 を並列接続する。空調用圧縮機5を駆動する可変容量型油圧モータ4を第1の作動油路L1 上に介在し、パワーステアリング機構Sを構成する操舵切換弁10を第2の作動油路L2 上に介在する。油圧ポンプ2の吐出容量が変動した場合に、可変容量型油圧モータ4の出力軸の回転数を一定にするための容量制御は、第1の作動油路L1に設けた第1の絞りK1 の前後の油路に生じる圧力差により動作される圧力制御弁9及び該制御弁9によって動作される容量制御シリンダ8によって調整する。
請求項(抜粋):
車両用エンジンによって駆動され、油タンクから吸入した油を吐出する定容量型油圧ポンプと、該定容量型油圧ポンプの吐出側主油路に接続され圧油量を大小に比例して分配する分流器と、該分流器に互いに並列に接続されるとともに前記油タンクに接続される第1の作動油路及び第2の作動油路と、圧縮機を駆動するため大流路の前記第1の作動油路上に介在された可変容量型油圧モータと、小流路の前記第2の作動油路上に介在された操舵切換弁を具備するパワーステアリング機構と、前記第1の作動油路上にて前記可変容量型油圧モータの上流側に介在され、該第1の作動油路を開路するポート及びドレンポートを有する電磁式切換弁と、上記電磁式切換弁を切換動作するためのエアコンスイッチと、前記可変容量型油圧モータに設けられ、該モータの容量、つまり出力軸の回転数を制御する感圧制御手段と、前記油路に介在された絞りの上流側と下流側との油圧差によって動作され、前記感圧制御手段への制御圧を調整する圧力制御弁とにより構成した車両用油圧システム。

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