特許
J-GLOBAL ID:200903063754841319

非空気スペアタイヤ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-073197
公開番号(公開出願番号):特開平5-077605
出願日: 1992年02月25日
公開日(公表日): 1993年03月30日
要約:
【要約】【目的】 環状エラストマー部材の側面に設ける多数の孔の構造を改良することにより、接地応力、熱発散の点で優れた、エンジン付車両用の非空気スペアタイヤを提供する。【構成】 エラストマー本体は各側面に少なくとも24個の孔(14)を有する。各孔(14)は両側面(16,18)から赤道面の方向に延びている。これらの孔はそれぞれ、等間隔にコラム(30,32)を形成する。両側のコラムは径方向に対し互に反対側に傾斜している。各組のコラムが赤道面から等距離の横断面を有する。第1組のコラムの横断面の厚さについては、径方向に最内側の厚さt3S1,最外側の厚さt2S1はともに最小部の厚さt1S1の少なくとも150%である。第2組についても同様にt3S2/t1S2,t2S2/t1S2はともに少なくとも150%である。
請求項(抜粋):
リムを有し、かつ、このリムにまたは互いに結合している一つもしくは複数のエラストマー材を有する、改良非空気タイヤであって、該タイヤは、赤道面、赤道面に垂直な軸、この軸を中心に回転する環状トレッド、およびショアA硬度60〜100の材料から作られた環状エラストマー本体からなり、この本体には、それぞれが赤道面から等距離で、かつトレッドとリムの間に延びている第1側面と第2側面があり、さらにこの本体には、軸から等距離に配されている、少なくとも48箇所の孔があり、そのうち最小限24箇所は第1側面に、また最小限24箇所は第2側面にあって、それぞれ第1組および第2組の孔をなしており、これらの2組の孔は各側面から赤道面に向かって延びていて、これらの孔によって、同一間隔で並んだエラストマー材の複数コラムが本体に形成され、その上、第1組の孔により形成されたコラムは、タイヤの径方向に傾斜しており、かつ第2組の孔により形成されたコラムも通常、タイヤの径方向に傾斜しているが、第1組の孔により形成されたコラムと逆向きに傾いている前記改良非空気タイヤにおいて、その第1組および第2組のコラムがそれぞれ赤道面から等距離の横断面を持ち、第1組のコラムの横断面において、トレッドから径方向の内側に向かい、かつ環状本体の径方向に最も内側の部分から径方向の外側に向かった位置に最小厚さt1S1があり、第1組のコラムの厚さは、最小厚さt1S1から増大し第1組コラムの径方向に最も外側の部分で厚さt2S1に達し、第1組のコラムの厚さはまた、最小厚さt1S1から増大しコラムの径方向に最も内側の部分でt3S1に達し、t1S1に対するt2S1の比およびt1S1に対するt3S1の比はともに、横断面において少なくとも150% であり、第2組のコラムの厚さは、最小厚さt1S2から増大し第2組コラムの径方向に最も外側の部分で厚さt2S2に達し、第2組のコラム厚さはまた、最小厚さt1S2から増大しコラムの径方向に最も内側の部分でt3S2に達し、t1S2に対するt2S2の比およびt1S2に対するt3S2の比はともに、横断面において少なくとも150% であること、を特徴とする前記非空気スペアタイヤ。
IPC (2件):
B60C 7/00 ,  B60C 7/10

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