特許
J-GLOBAL ID:200903063770007205

制振ブレース

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山名 正彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-223388
公開番号(公開出願番号):特開2003-034984
出願日: 2001年07月24日
公開日(公表日): 2003年02月07日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 地震応答だけでなく風応答にも制振性能を効果的に発揮する制振ブレースを提供する。【解決手段】 エネルギー吸収部材として、超塑性金属材料を平板状で用い、その両端の加力部の間の中央部分が軸変形が集中する小断面のエネルギー吸収部に形成され、エネルギー吸収部の面内座屈を補剛する面内補剛板と、面外座屈を補剛する面外補剛板とが配置されている。エネルギー吸収部材の一方の加力部の両面に、前記面外補剛板を両側から挟む2個のアングル(7、7)が配置され、加力部とボルト接合されている。同じく面外補剛板を両側から挟む2個を一組とするアングル(9、9)が配置され、エネルギー吸収部材の他方の加力部とボルト接合されている。
請求項(抜粋):
エネルギー吸収部材として、材料強度が高ひずみ速度感受性を有し、エネルギー吸収過程における温度上昇に対して強度が安定しており、塑性化による加工硬化を殆ど起こさず、十分大きい変形性能を有する超塑性金属材料を平板状で用い、これを軸変形させることにより制振性能を発揮する制振ブレースであって、前記平板状のエネルギー吸収部材は、その両端の加力部の間の中央部分が、軸変形が集中する小断面のエネルギー吸収部に形成されていること、前記エネルギー吸収部の面内座屈を補剛する面内補剛板が断面削除部に軸変形を許容する構造で配置され、同じエネルギー吸収部の面外座屈を補剛する面外補剛板はエネルギー吸収部の両面の略中央部に沿って直角に配置されていること、前記エネルギー吸収部材の一方の加力部の両面にそれぞれ、前記面外補剛板を両側から挟む2個のアングル(7、7)が一組として配置され、加力部とボルト接合されていること、エネルギー吸収部材の両面に沿って、同じく面外補剛板を両側から挟む2個を一組とするアングル(9、9)が、前記アングル(7、7)の端部との間に軸変形のクリアランスをあけて配置され、このアングル(9、9)はエネルギー吸収部材の他方の加力部とボルト接合されていること、前記面外補剛板とアングル(7)又はアングル(9)の少なくとも一方は、ボルト接合部において軸変形を許容する構造とされていること、前記軸変形のクリアランスをあけて配置した双方のアングル(7、9)は、同クリアランスを跨いで配置した連結部材と軸変形を許容し得る構造で一連にボルト接合されており、双方のアングル(7、9)に地震応答などの軸力が負荷される構成であることを特徴とする、制振ブレース。
IPC (3件):
E04B 1/24 ,  E04B 1/98 ,  E04H 9/02 311
FI (3件):
E04B 1/24 F ,  E04B 1/98 ,  E04H 9/02 311
Fターム (9件):
2E001DG01 ,  2E001FA00 ,  2E001FA01 ,  2E001FA02 ,  2E001GA12 ,  2E001HB04 ,  2E001HB07 ,  2E001KA03 ,  2E001KA07

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