特許
J-GLOBAL ID:200903063782246035

多気筒内燃機関の失火診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-351677
公開番号(公開出願番号):特開平7-197845
出願日: 1993年12月29日
公開日(公表日): 1995年08月01日
要約:
【要約】【目的】 気筒間の機械的バラツキ等の影響を受けることなく、クランク角センサからの基準信号の周期に基づいて正確な失火診断を可能にする。【構成】 燃料カット中に、学習代表気筒#1の燃焼状態に対応する基準信号の周期のクランク角 720°における変化量ΔTINTを算出し、この変化量ΔTINTを気筒数n=4で除算して、傾き分X=ΔTINT/4を算出する。そして、各気筒毎に、前記クランク角 720°の間において実際に計測された周期TINTi と、学習代表気筒#1の最初の周期TINT0 に前記傾き分Xと学習代表気筒#1から数えた気筒数iとの積を加算して得た理論周期との比を算出し、この比によって気筒別補正係数KTINTi =KTINTi =(TINT0 +i・X)/TINTi を設定する。そして、失火判定に先立って、実際に計測された周期TINTi を気筒別補正係数KTINTi により補正する。
請求項(抜粋):
クランク角 720°/n(nは気筒数)毎に気筒判別信号を含む基準信号を発生する基準信号発生手段と、各気筒の燃焼状態に対応する基準信号の周期を計測する周期計測手段と、計測された基準信号の周期に基づいて各気筒の失火の有無を判定する失火判定手段とを備える多気筒内燃機関の失火診断装置において、前記周期計測手段と前記失火判定手段との間に、前記周期計測手段により得られた各気筒の燃焼状態に対応する基準信号の周期を各気筒毎の補正係数により補正し、補正された周期に基づいて前記失火判定手段による判定を行わせる周期補正手段を設ける一方、機関への燃料カット中であることを検出する燃料カット検出手段と、燃料カット中であるときに、多気筒のうち予め設定した学習代表気筒の燃焼状態に対応する基準信号の周期のクランク角 720°における変化量を算出し、この変化量を気筒数で除算して、傾き分を算出する傾き分算出手段と、各気筒毎に、前記クランク角 720°の間において実際に計測された周期と、前記クランク角 720°の最初における学習代表気筒の周期に前記傾き分と学習代表気筒から数えた気筒数との積を加算して得た理論周期との比を算出し、この比に基づいて各気筒毎の補正係数を設定する補正係数設定手段と、を設けたことを特徴とする多気筒内燃機関の失火診断装置。
IPC (2件):
F02D 45/00 368 ,  G01M 15/00

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