特許
J-GLOBAL ID:200903063786373198

蓄圧式燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-009450
公開番号(公開出願番号):特開平5-195904
出願日: 1992年01月22日
公開日(公表日): 1993年08月06日
要約:
【要約】【目的】 エア抜き時の燃料遮断弁の誤作動を防止可能な蓄圧式燃料噴射装置。【構成】 蓄圧室23に連通するエア抜き弁11の作用室33にオリフィス孔37を有し、弁体41と連動するピストン35を備えた。蓄圧室23内に流入した燃料のオリフィス孔37での通過抵抗により、蓄圧室23内の圧力は徐々に上昇する。蓄圧室23内の圧力上昇に伴い、ピストン35は下流方向へ徐々に移動していく。蓄圧室23内の圧力が設定値まで上昇すると、ピストン35と連動する弁体41が弁座部43に着座してエア抜き弁11は閉じられる。蓄圧室23内の圧力上昇が緩やかなので、燃料遮断弁9の上流側、下流側の圧力差が過大にならず、燃料遮断弁9の誤作動は防止される。また、閉弁までには燃料遮断弁9の下流側もエア抜きが終了しているので、閉弁後蓄圧室23内の圧力が急上昇しても、燃料遮断弁9の誤作動は防止される。
請求項(抜粋):
燃料を供給するとともに高圧を発生させる高圧供給ポンプと、該高圧供給ポンプから供給される燃料を蓄えるコモンレールと、前記コモンレールを経て供給された燃料を噴射する噴射弁とを備え、前記コモンレールと噴射弁との間の圧力差が設定値以上となったときに閉弁して前記噴射弁への燃料供給を遮断する蓄圧式燃料噴射装置において、前記コモンレール内の圧力に応じてシリンダ内を移動し、前記コモンレール内の燃料を徐々に低圧側に導出する通路を開閉する弁体と前記弁体を前記通路の開弁方向に付勢し、前記コモンレール内の圧力が適正に上昇するまで前記弁体を開弁状態に保持する付勢手段とを備えたことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。

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