特許
J-GLOBAL ID:200903063789984112

対象物の識別構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大島 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-285270
公開番号(公開出願番号):特開平6-111008
出願日: 1992年09月29日
公開日(公表日): 1994年04月22日
要約:
【要約】【目的】 対象物に対する識別性が高く、かつ構造を解析して偽造することが困難な対象物の識別構造を提供する。【構成】 特定波長の直線偏波光を受光して点対称な複数の方向に出射すると共にその偏波面を90 ゚回転させる偏波面回転層を有する識別体を対象物に設け、この識別体に向けて上記直線偏波光を照射し、識別体からの出射光を、一方に90 ゚回転した光のみ透過するフィルタ、他方に回転していない光のみ透過するフィルタが各々設けられた上記各方向に対応する複数の受光面にて受光し、一方の受光強度と他方の受光強度との比から対象物が正規のものか否かを識別することで、偏波面回転層が識別体の固有の回折特性等と精度良く対応していないと正規の受光出力が殆ど得られないことから、識別体だけでなく偏波面回転層をも偽造して識別体に張り付けた場合でも両者を精度良く対応させることは困難であり、確実に識別できる。
請求項(抜粋):
特定波長の光を受光して或る点を中心に対称な複数の方向に出射する固有の回折特性または反射方向特性を有する識別体を対象物に設け、前記識別体に向けて投光手段をもって検出光を照射し、その出射光を前記点を中心に対称な複数の受光面の対を有する受光手段をもって受光し、前記受光手段の受光状態から前記対象物が正規の対象物であることを識別する対象物の識別構造であって、前記投光手段が、特定の波長であって、かつ特定の方向に偏波面を有する直線偏波光からなる検出光を前記識別体に向けて照射する手段からなり、前記識別体が、前記直線偏波光を複屈折により90 ゚回転させる光学的異方体からなる偏波面回転層を有し、前記受光手段が、前記90 ゚回転した直線偏波光のみを透過するべく前記受光面の各対の一方に設けられた第1のフィルタと、前記回転していない直線偏波光のみを透過するべく前記受光面の各対の他方に設けられた第2のフィルタとを有し、前記第1のフィルタを介して前記対の一方に受光された光の強度と前記第2のフィルタを介して前記対の他方に受光された光の強度との比をもって前記各対の受光出力とし、該受光出力から前記対象物が正規の対象物であることを識別することを特徴とする対象物の識別構造。
IPC (7件):
G06F 15/64 320 ,  G06F 15/64 ,  B42D 15/10 501 ,  G02B 27/28 ,  G06K 19/06 ,  G06K 19/10 ,  G07F 7/08
FI (3件):
G06K 19/00 C ,  G06K 19/00 R ,  G07F 7/08 A
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-103964
  • 特開平3-029050

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