特許
J-GLOBAL ID:200903063847196146

車両用液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-164154
公開番号(公開出願番号):特開平9-011881
出願日: 1995年06月29日
公開日(公表日): 1997年01月14日
要約:
【要約】【目的】 小型の液圧ポンプにより車輪ブレーキの液圧の上昇速度を十分にする。【構成】 マスタシリンダ12の遊動セカンダリピストン12eにより分離された第1圧力発生室12aとマスタシリンダリザーバ12cとを接続する通路62に電動機駆動の低液圧ポンプを介挿する。車両駆動時に駆動車輪のスリップが過剰気味となったときには電磁切換弁59,61を作動させて電動機駆動の液圧ポンプ21,41の吸入通路を圧力発生室12a,12bにそれぞれ接続し、これら液圧ポンプを駆動するとともに低液圧ポンプ62を駆動し、液圧ポンプ21,41の吸入通路の圧力を大気圧よりも高く上昇させ、液圧ポンプ21,41の吐出液を駆動車輪ブレーキに供給して液圧を上昇させる。
請求項(抜粋):
ブレーキ操作力を入力されるプライマリピストンと遊動セカンダリピストンとの間の第1圧力発生室および遊動セカンダリピストンとシリンダ端との間の第2圧力発生室を有したタンデムマスタシリンダと、ブレーキ操作時に前記第1圧力発生室からブレーキ液を供給され液圧を付与される第1車輪ブレーキと、ブレーキ操作時に前記第2圧力発生室からブレーキ液を供給され液圧を付与される第2車輪ブレーキと、前記第1圧力発生室と前記第1車輪ブレーキとの間に介挿された第1液圧制御弁と、前記第1車輪ブレーキ内から前記第1液圧制御弁により排出されるブレーキ液を一時的に蓄える第1低背圧リザーバと、この第1低背圧リザーバ内のブレーキ液を前記第1圧力発生室と前記第1車輪ブレーキとを接続する第1液圧路に還流させる第1液圧ポンプと、通常は前記第1液圧ポンプの吸入路を前記第1圧力発生室から遮断しているが作動時には前記第1液圧ポンプの吸入路を前記第1圧力発生室に連通する第1切換弁と、前記第2圧力発生室と前記第2車輪ブレーキとの間に介挿された第2液圧制御弁と、前記第2車輪ブレーキ内から前記第2液圧制御弁により排出されるブレーキ液を一時的に蓄える第2低背圧リザーバと、この第2低背圧リザーバ内のブレーキ液を前記第2圧力発生室と前記第2車輪ブレーキとを接続する第2液圧路に還流させる第2液圧ポンプと、通常は前記第2液圧ポンプの吸入路を前記第2圧力発生室から遮断しているが作動時には前記第2液圧ポンプの吸入路を前記第2圧力発生室に連通する第2切換弁と、通常は前記第1圧力発生室をマスタシリンダリザーバに連通するが作動時にはマスタシリンダリザーバ内のブレーキ液を前記第1圧力発生室に供給する低液圧ポンプと、非ブレーキ操作時において適宜センサからの信号に基づき前記第1切換弁、前記第2切換弁、前記第1液圧制御弁、前記第2液圧制御弁、前記第1液圧ポンプ、前記第2液圧ポンプおよび前記低液圧ポンプを作動させて前記車輪ブレーキに液圧を付与する制御手段とを備えた車両用液圧ブレーキ装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-231255
  • 特開昭60-094861

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