特許
J-GLOBAL ID:200903063868192442

エンジンのバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-151860
公開番号(公開出願番号):特開平5-340215
出願日: 1992年06月11日
公開日(公表日): 1993年12月21日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 エンジンのバルブタイミング制御装置において、バルブタイミング制御領域の拡大と、バックラッシュの低減による静粛作動とを実現すること。【構成】 外筒部材4と内筒部材3との間に、複数の環状ピストン11,12を同心上に配置してこれらを順次ヘリカルスプラインを介して結合するとともに、該各環状ピストン11,12をそれぞれエンジン回転数の変化に対応して変動する流体圧によりその軸方向に変位させることで該環状ピストン11,12の変位量とそのヘリカルスプラインのねじれ角とに対応した量だけ上記内筒部材3と外筒部材4との間における回転位相を変更させるようにしたエンジンのバルブタイミング制御装置において、上記各環状ピストン11,12のうちの少なくとも一つの環状ピストン11は、そのヘリカルスプラインの噛合範囲をこれに噛合する他の環状ピストン12あるいは上記内筒部材3または外筒部材4のそれよりも小さく設定したもの。
請求項(抜粋):
エンジンにより回転駆動されるとともにその内周面にヘリカルスプラインを形成した外筒部材と、該外筒部材の内側に配置されるとともにその外周面にヘリカルスプラインを形成し且つカムシャフトに連結された内筒部材との間に、順次同心状に嵌合されるとともに相互間がそれぞれヘリカルスプラインを介して噛合せしめられた複数の環状ピストンを、その最外周側の環状ピストンを上記外筒部材のヘリカルスプラインに、またその最内周側の環状ピストンを上記内筒部材のヘリカルスプラインにそれぞれ噛合せしめた状態で配置し、該各環状ピストンを、所定の付勢手段による付勢力とエンジン回転数の変化に対応して変動する流体圧との釣り合い状態に応じてその軸方向に変位せしめる如くする一方、上記各環状ピストンのうちの少なくとも一つの環状ピストンは、その内外周両側にそれぞれ形成される各ヘリカルスプラインの噛合範囲を、これらにそれぞれ噛合する他の環状ピストンあるいは上記内筒部材または外筒部材のそれよりも小さく設定したことを特徴とするエンジンのバルブタイミング制御装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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