特許
J-GLOBAL ID:200903063927903250

定量止水栓

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 仙頭 次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-227702
公開番号(公開出願番号):特開平6-034061
出願日: 1992年07月14日
公開日(公表日): 1994年02月08日
要約:
【要約】【目的】 小オリフイス7から流入する主弁体5閉鎖用給水圧を真空吸引すべきバイパス9の途中に設けた翼車型水量計10が、排水口11から設定水量を排出した時にバイパス弁8を閉じる定量止水栓のコンパクト性を損なわずして、低給水圧時の翼車の不作動や高給水圧時の主弁体の不開放及びウオーターハンマの発生を防止する。【構成】 主弁体閉鎖状態では、その底板に設けた逆止弁13の下部フランジと弁座1の内壁との間に間隙を設けて、主弁体5の開き始めに、該間隙から噴出する給水のエネルギ消費により主弁体の開放を可能とし、且つ下部フランジが弁座上方に出た時に該逆止弁を開く圧力発生用の内鍔23を弁座内下部に設けて、バイパス9への流量を増し、又主弁体5が閉じる際は、下部フランジが弁座内に入ると、前記間隙によるエネルギ消費でウオーターハンマの発生を防止する。
請求項(抜粋):
弁座とこれに対向する垂直のシリンダとの間に給水口を接続した弁筐と、該シリンダに昇降自在に嵌装したピストン状の主弁体と、該主弁体上方のシリンダ室と給水口との間を常時接続する小オリフイスと、該小オリフイスより弁口面積の大きいバイパス弁を介して上流側端末がシリンダ室に接続され、又下流側端末が弁座からの排出水流によつて真空吸引されるバイパスと、該バイパスの途中にその流量を積算するように設けた翼車型水量計と、弁筐の排水口からの排出水量に応じた設定水量をバイパスに流すように、バイパス弁を翼車型水量計に連動して制御する制御機構とを備える定量止水栓において、ピストン状の主弁体の底板中央に、該底板の上下を連通可能な流路を穿設した弁棒を昇降自在に挿通して、該弁棒の上下端に、その流路を該底板で開閉可能な弁棒昇降範囲限定用のフランジを固着してなる逆止弁を、略一定な僅少の力で常時閉鎖賦勢させて設けて、主弁体による弁座の閉塞時に逆止弁の下部フランジが該弁座の内腔に僅少の間隙をおいて嵌り込むように構成すると共に、弁座内腔に嵌り込んだ逆止弁の下部フランジより下方において、バイパス弁の弁口より内径の大きい内鍔を弁座内壁に一体に設けて、該下部フランジが弁座より上方に出た時に、該逆止弁を押上げ開放する圧力を該弁座上方に発生するように構成したことを特徴とする定量止水栓。
IPC (2件):
F16K 21/16 ,  F16K 47/02

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