特許
J-GLOBAL ID:200903063962327920

画像認識方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大西 健治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-119974
公開番号(公開出願番号):特開平8-153187
出願日: 1995年05月18日
公開日(公表日): 1996年06月11日
要約:
【要約】【目的】 入力画像中の複数の物体を一人ずつの人物領域に分離して抽出する。【構成】 入力画像メモリ101に格納されている入力画像と、背景画像メモリ102に格納されている背景画像との差分画像を求める。そしてシルエット関数作成処理104により、人物画像のシルエット関数を作成する。このシルエット関数は、人物のくびなどによるくびれた部分と、頭部以外での肩幅より狭い部分を省略した人物のシルエット像を表わすものである。そして、シルエット関数形状ラベリング処理105では、シルエット関数の凹凸に対して平滑化処理を行ったのち、曲線の形状によってラベル付けを行う。シルエット関数ラベル変換処理106では、ラベルの並び方によりラベルの変換を行う。人物分離処理107ではこのラベルを、あらかじめ求められた人物の肩幅の閾値と、頭と肩の高さの差の閾値とで比較することにより、入力画像中の複数の物体を一人ずつの人物領域に分離して抽出する。
請求項(抜粋):
侵入物体が存在しないときにあらかじめ撮影された背景画像と、前記背景画像を撮影したときと同じ位置で撮影された入力画像との差分画像を求めた後、前記差分画像を2値化して差分2値画像を求め、前記差分2値画像の変化領域より前記入力画像の複数の人物を一人ずつの領域に分離する画像認識方法において、前記差分2値画像を垂直方向に走査して前記変化領域が最初に現れる位置を、人物のシルエット像の輪郭点とみなしてシルエット関数を作成し、前記シルエット関数に、平滑化処理を一回から数回行い、前記平滑化処理後の前記シルエット関数の曲線の形状を調べることにより、前記シルエット関数の始点に第1のラベル、終点に第2のラベル、右上がりになる点に第3のラベル、右下がりになる点に第4のラベル、これら以外の点に第5のラベルを付け、前記ラベル付けにより前記第3のラベルまたは前記第4のラベルが前記第5のラベルを0個以上挟んで、それぞれ連続して現れた場合は、先頭のラベルを残して前記第5のラベルに変換し、前記第1のラベルの後に前記第5のラベルを0個以上挟んで前記第3のラベルが現れた場合は前記第3のラベルを前記第5のラベルに変換し、前記第4のラベルの後に0個以上の前記第5のラベルを挟んで前記第2のラベルが現れた場合は、前記第4のラベルを前記第5のラベルに変換し、前記ラベル変換によって付けられた前記第1のラベルと前記第2のラベルの幅をあらかじめ求められた人物における肩幅の閾値と比較し、前記第1のラベルと前記第2のラベルの間に前記第4のラベルと前記第3のラベルの組が存在する場合は前記第1のラベルと前記第3のラベルの幅をあらかじめ求められた人物における肩幅の閾値と比較し、前記第1のラベルと前記第3のラベルの間に前記第4のラベルが存在する場合は、前記第4のラベルの点におけるシルエット関数の値にあらかじめ求められた人物における頭と肩の高さの差の閾値を乗算した値と前記第3のラベルの点におけるシルエット関数の値を比較することで、前記入力画像の複数の人物から一人ずつの人物領域を抽出することを特徴とする画像認識方法。
IPC (5件):
G06T 1/00 ,  G06T 7/00 ,  G06T 7/20 ,  G08B 13/196 ,  H04N 7/18
FI (3件):
G06F 15/62 380 ,  G06F 15/70 330 ,  G06F 15/70 405

前のページに戻る