特許
J-GLOBAL ID:200903063963046011

アリーレンスルフィドポリマーの調製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-183781
公開番号(公開出願番号):特開平5-202189
出願日: 1992年07月10日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 硫化水素の精確な計量が不必要であり、又、重合の開始時点で存在する水の量を制御する、より簡単化されたアリーレンスルフィドポリマーの製造方法を提供する。【構成】 第一のアミノアルカン酸アルカリ金属塩を硫化水素と、密閉容器中で、所定の反応条件で接触させ、硫化水素、アルカリ金属水硫化物、水及びラクタムから成る第一の反応生成物を形成させ;密閉容器をガス抜きして第一反応生成物中の過剰の硫化水素を除去し;アルカリ金属水硫化物と第二のアミノアルカン酸アルカリ金属塩とを所定の反応条件で接触させて、水、ラクタム、及び第二アミノアルカン酸アルカリ金属塩とアルカリ金属水硫化物との重合性錯体から成る第二の反応生成物を形成させ;第二反応生成物を脱水し;脱水済第二反応生成物をジハロ芳香族化合物と接触させて重合用混合物を形成し;そして重合用混合物を所定の重合条件に付してアリーレンスルフィドポリマーを製造する。
請求項(抜粋):
(a)密閉した反応容器の中で、少なくとも一種のアミノアルカン酸のアルカリ金属塩と該第一のアミノアルカン酸のアルカリ金属塩に関してモル過剰の硫化水素とを、該硫化水素がアミノアルカン酸のアルカリ金属酸塩と反応してアルカリ金属水硫化物を製造するに足る時間と温度の反応条件の下で接触させ、それによって硫化水素、アルカリ金属水硫化物、水及びラクタムから成る第一の反応生成物を形成し;(b)該第一の反応生成物中に存在する該硫化水素を除去する為に該密閉した反応容器をガス抜きし;(c)該アルカリ金属水硫化物と少なくとも一種のアミノアルカン酸のアルカリ金属塩とを、水、ラクタム、及び該アミノアルカン酸のアルカリ金属塩と該アルカリ金属水硫化物との重合性の錯体から成る第二の反応生成物を製造するに足る時間と温度の反応条件の下で接触させ;(d)該第二の反応生成物を脱水し;(e)該脱水した第二の反応生成物と少なくとも一種のジハロ芳香族化合物とを接触させて重合用混合物を形成し;そして(f)該重合用混合物を該アリーレンスルフィドポリマーを製造するに足る時間と温度の重合条件の下に重合させる;以上の(a)〜(f)の段階から成るアリーレンスルフィドポリマーの調製方法。

前のページに戻る