特許
J-GLOBAL ID:200903063964610310

会議システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-087631
公開番号(公開出願番号):特開平6-030138
出願日: 1993年04月14日
公開日(公表日): 1994年02月04日
要約:
【要約】【構成】 中央ユニットに結合された複数の話者ユニット12を具えた会議システムである。話者ユニット12は比較的短い持続時間のインパルス応答を有する比較的簡単なアダプティブフィルタ38を有するエコーキャンセラ20を具える。参加者が話していない状態ではその話者ユニットのスピーカ18に共通受話信号LSが供給される。このときマイクロホン16でピックアップされる音のうちスピーカから直接及び近接物体から反射されて間接的に到達する音は比較的短いインパルス応答を有するので前記エコーキャンセラで補償される。会議場の壁から反射されてマイクロホンに到達する他の音(長いインパルス応答を有する)は全てのスピーカユニットに対し同一であるので自動話者検出のためにエコー消去する必要はない。この場合、自動話者検出を、エコーキャンセラからの補償マイクロホン信号の信号強度が全スピーカユニットの平均信号強度を越えるか否かに基づいて実行することができる。【効果】 簡単な自動話者検出が得られる。
請求項(抜粋):
会議場(10)内に配置された複数の話者ユニット(12)と、これら話者ユニット(12)に結合された中央ユニット(14)とを具え、これら話者ユニットの少なくとも一つのユニット(12)が、- マイクロホン信号(MC)を発生するマイクロホン(16)と、- マイクロホン信号(MC)に応答して送話信号(SP)を中央ユニット(14)に供給する送話信号出力端子(22)と、- 中央ユニット(14)からの共通受話信号(LS)を受信する受話信号入力端子(28)と、- 共通受話信号(LS)の音響再生用スピーカ(18)と、を具えている会議システムににおいて、話者ユニット(12)はエコーキャンセラ(20)を具え、該エコーキャンセラ(20)は、- マイクロホン信号(MC)を受信する第1入力端子(32)及び補償信号(CS)を受信する第2入力端子(34)と、送話信号出力端子(22)に結合されマイクロホン信号(MC)と補償信号(CS)との差に対応する補償されたマイクロホン信号(MCCS)を出力する出力端子(36)とを有する差動段(32)と、- 共通通話信号(LS)を受信する信号入力端子(40)と、補償マイクロホン信号(MCCS)を受信する制御入力端子(44)と、補償信号(CS)を出力する信号出力端子(42)とを有するアダプティブフィルタ(38)とを具え、- このアダプティブフィルタ(38)は、当該話者ユニット(12)のスピーカ(18)とマイクロホン(16)との間の直接音響結合及び当該話者ユニット(12)近くの物体を介する当該話者ユニット(12)のスピーカ(18)とマイクロホン(16)との間の間接音響結合の結果として生ずる短いエコー路のインパルス応答の推定であるインパルス応答を有し、この推定インパルス応答では会議場(10)の境界面を介する全ての話者ユニットの全てのスピーカと当該話者ユニットのマイクロホン(16)との間の音響結合の結果として生ずる長いエコー路のインパルス応答が無視されていることを特徴とする会議システム。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-018752
  • 特開昭63-018752

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