特許
J-GLOBAL ID:200903064056266619

均一なグラス被膜を有し、磁気特性の優れた方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-047365
公開番号(公開出願番号):特開平5-247661
出願日: 1992年03月04日
公開日(公表日): 1993年09月24日
要約:
【要約】【目的】 膜厚が薄く、良質のグラス被膜を形成すると共に磁気特性の優れる方向性電磁鋼板を製造する。【構成】 脱炭焼鈍で鋼板酸化膜SiO2 量を0.5〜1.3g/m2 として焼鈍し、焼鈍分離剤を塗布に際し、スラリーを超微粒粉砕装置により粒子の均一微細化と活性化を行った後鋼板に塗布し、仕上焼鈍する。【効果】 超微粒粉砕装置によりスラリーを解砕することにより、焼鈍分離剤の焼結体、凝集体が超微粒分散し、鋼板面に均一に塗布される。この結果、グラス被膜形成反応が顕著に改善される。脱炭焼鈍でのSiO2 量を制御することにより、薄く均一で良質のグラス被膜が形成され、磁気特性の良好な方向性電磁鋼板が得られる。
請求項(抜粋):
方向性電磁鋼板用素材を最終板厚に冷延し、脱炭焼鈍し、SiO2 を主成分とする酸化膜層を形成し、MgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布し、仕上焼鈍を行うことからなる工程において、脱炭焼鈍時に形成する鋼板酸化膜中のSiO2 を0.5〜1.3g/m2 として焼鈍し、焼鈍分離剤を塗布するに際し、水に懸濁させた焼鈍分離剤スラリーを超微粒粉砕装置により粒子の均一微細化と活性化処理を行った後、塗布、乾燥し、コイルに巻き取り、最終仕上焼鈍することからなる均一なグラス被膜を有し、磁気特性の優れた方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (2件):
C23C 22/00 ,  C21D 9/46
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-211973

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