特許

J-GLOBAL ID：200903064072548179

α,β-不飽和アセタール類の製造法

発明者： 宮崎 誠司 ,  園部 寛
出願人/特許権者： 三菱レイヨン株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-158204
公開番号（公開出願番号）：特開平6-001744
出願日： 1992年06月17日
公開日（公表日）： 1994年01月11日
要約：

【要約】【目的】 α,β-不飽和アセタールを高転化率で得る。【構成】 アクロレイン又はメタクロレインと低級アルコールとを反応させるとき、反応器と蒸留塔を併用した装置を用い、反応液を蒸留塔に供給し、生成物を蒸留塔の加熱缶内に蓄積し、同缶内をアミン類の添加によってpH6〜8に調節する。【効果】 化学的脱水剤や共沸溶剤を用いることなく、高転化率でα,β-不飽和アセタールを得る。

請求項（抜粋）：

式(1)【化1】(式中Rは、水素原子またはメチル基を示す)で表されるα,β-不飽和アルデヒドと、式(2)R′-OH (2)(式中R′は、炭素数が1から3の低級アルキル基を示す)で表される低級アルコールを固体触媒の存在下反応させて、式(3)【化2】(式中Rは、水素原子またはメチル基を、式中R′は、炭素数が1から3の低級アルキル基を示す)で表されるα,β-不飽和アセタール類を製造するにあたり、反応器と蒸留塔を併用した装置を用い、固体触媒の充填された反応器を通った反応液を、蒸留塔の最上段から、最下段の一段上までのいずれかに導入し、蒸留により留出した液を再度反応器内へ導入し、かつ、蒸留塔の加熱缶内に、アミン類を添加し、pHを6から8に調節することを特徴とするα,β-不飽和アセタール類の製造法。

IPC (4件)：

C07C 43/303 ,  B01J 31/08 ,  C07C 41/58 ,  C07B 61/00 300