特許
J-GLOBAL ID:200903064103058396
多気筒エンジンの少なくとも1つの気筒における低い動力を検出する装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中島 淳 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-149589
公開番号(公開出願番号):特開平7-055642
出願日: 1994年06月30日
公開日(公表日): 1995年03月03日
要約:
【要約】【目的】 多気筒エンジンの少なくとも1つの気筒における低い動力を検出する方法および装置を提供する。【構成】 振動センサを使用し、多気筒エンジンのそれぞれの気筒の共鳴振動数をモニターすると共に、異常共鳴振動数、すなわち確立した範囲外のものの検出を、1以上の特定の気筒が不適切な動力レベルで作動していることの表示として使用する。それぞれの気筒における燃焼に伴う振動信号を使用し、決定される全てのエンジンサイクルについての燃焼共鳴振動数および取得されるそれぞれの気筒についての平均化した共鳴振動数を用いてFFT(高速フーリエ変換)を行うことができる。気筒の1つのみについての平均化した共鳴振動数におけるシフトまたはゼロの共鳴振動数の検出を、シフトまたはゼロの共鳴振動数を有する気筒が、不着火を含む低動力状況に陥っていることの表示として使用することができる。
請求項(抜粋):
複数の個々の気筒を有する多気筒エンジンの少なくとも1つの気筒における低い動力を検出する装置であって、多気筒エンジンのそれぞれの個々の気筒内での燃焼の間に生ずる振動を検出し、かつその振幅および振動数に対応する出力信号を発生する振動感知手段と、出力信号を、予め決められた振動数範囲の、かつ個々のエンジン燃焼サイクルの特定された部分からの信号に限定する信号調節手段と、予め規定された数の連続的なエンジンサイクルのそれぞれの間に個々のエンジン気筒に生ずる共鳴振動数ピークの存在を検出する手段と、個々のエンジン燃焼サイクルの前記部分の間に前記予め決められた振動数範囲で検出される共鳴振動数ピークの振動数を推定する推定手段と、予め規定された数のエンジンサイクルにつき、それぞれの個々の気筒について認められる共鳴振動数ピークの振動数を平均化する平均化手段と、それぞれの個々の気筒について認められる共鳴振動数ピークの平均化した振動数および全ての気筒に渡るその分布に基いて、それぞれの気筒を少なくとも低い動力の気筒と正常な動力の気筒とに分類する分類手段と、低い動力の気筒として繰返し分類された気筒の識別を発する出力手段とを備えることを特徴とする、多気筒エンジンの少なくとも1つの気筒における低い動力を検出する装置。
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