特許
J-GLOBAL ID:200903064108530808

エアバッグ装置におけるエアバッグ展開方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-336024
公開番号(公開出願番号):特開平11-165608
出願日: 1997年12月05日
公開日(公表日): 1999年06月22日
要約:
【要約】【課題】 出力の異なる2個のガス発生手段を備えたエアバッグ装置において、それらの点火時期を適切に制御してエアバッグの展開時に乗員に与える衝撃を緩和する。【解決手段】 エアバッグ装置のインフレータは出力のピーク値がMaである第1燃焼器と、出力のピーク値がMb(Mb<Ma)である第2燃焼器とを備えており、第1燃焼器の点火後に時間差を以て第2燃焼器を点火する。第2燃焼器の点火時期は、第1、第2燃焼器の出力の和のピーク値を第1燃焼器の出力のピーク値Maに一致させ得る時刻cよりも遅く設定し(図5(A)参照)、且つ第1燃焼器の燃焼が終了する時刻bよりも早く設定する(図5(B)参照)。これにより、エアバッグのスムーズな展開を確保しながら、エアバッグの急激な展開を防止して乗員に与える衝撃を緩和することができる。
請求項(抜粋):
点火に続く単位時間当たりのガス発生量がゼロからピーク値に漸増した後に該ピーク値からゼロに漸減する出力特性を有するガス発生手段(11a,11b;18a,18b)を備えてなり、このガス発生手段(11a,11b;18a,18b)が発生したガスでエアバッグ(12)を膨張させて乗員を拘束するエアバッグ装置において、前記ガス発生手段(11a,11b;18a,18b)は第1のガス発生手段(11a;18a)および第2のガス発生手段(11b;18b)からなり、車両の衝突時に先ず第1のガス発生手段(11a;18a)を点火した後に、該第1のガス発生手段(11a;18a)よりも前記ピーク値の小さい第2のガス発生手段(11b;18b)を点火し、第2のガス発生手段(11b;18b)の点火時期を、該第2のガス発生手段(11b;18b)の出力のピーク値と、そのピーク値が得られるときの第1のガス発生手段(11a;18a)の出力との和が、該第1のガス発生手段(11a;18a)のピーク値以下となるように設定し、且つ第2のガス発生手段(11b;18b)の点火時期を、第1のガス発生手段(11a;18a)の出力がゼロになる以前に設定したことを特徴とする、エアバッグ装置におけるエアバッグ展開方法。
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特公昭52-044094
  • エアバッグ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-267334   出願人:日産自動車株式会社
  • 特公昭52-044094
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