特許
J-GLOBAL ID:200903064150164889

光学フィルムを作製するためのカレンダ処理プロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 青木 篤 ,  石田 敬 ,  古賀 哲次 ,  永坂 友康 ,  小林 良博 ,  蛯谷 厚志
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-520976
公開番号(公開出願番号):特表2009-544062
出願日: 2007年07月18日
公開日(公表日): 2009年12月10日
要約:
少なくとも1つの高分子材料をカレンダ処理する工程と、 前記少なくとも1つの高分子材料をダウンウェブ(MD)方向に沿って延伸し、これにより前記高分子材料の複屈折を作り出す工程と、を含む光学フィルムの作製方法。 前記カレンダ処理工程中の高分子材料の温度が、前記高分子材料のTgよりもわずかに高い、請求項1に記載の方法。 前記カレンダ処理工程中の高分子材料の温度が、前記高分子材料のTgよりも少なくとも約10°C高い、請求項1に記載の方法。 前記光学フィルムが、前記延伸工程後に0.3mよりも大きい幅を有する、請求項1に記載の方法。 前記光学フィルムが反射偏光フィルムである、請求項1に記載の方法。 前記光学フィルムがダイクロイック偏光子である、請求項1に記載の方法。 前記カレンダ処理工程が、前記フィルムの延伸工程と同時に行われる、請求項1に記載の方法。 前記光学フィルムが、同時に圧縮及び伸長される、請求項1に記載の方法。 前記カレンダ処理工程が、前記延伸工程の前に行われる、請求項1に記載の方法。 前記カレンダ処理工程の前に、前記少なくとも1つの高分子材料を押出成形機から押出成形する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。 前記カレンダ処理が、2つのカレンダロールの間に形成されたニップ内で、前記少なくとも1つの高分子材料をカレンダ処理する工程を含む、請求項10に記載の方法。 前記ニップで、前記少なくとも1つの高分子材料のローリングバンクを形成する工程を更に含む、請求項11に記載の方法。 少なくとも1つの高分子材料をカレンダ処理する工程と、 前記少なくとも1つの高分子材料をダウンウェブ(MD)方向に沿って延伸し、これにより前記高分子材料の複屈折を作り出す工程と、を含む、第1フィルムを提供する工程と、 前記第1フィルムに第2フィルムを取り付ける工程と、を含む光学フィルムの作製方法。 前記カレンダ処理工程及び前記延伸工程を行った後に、前記第1フィルムに前記第2フィルムが取り付けられる、請求項13に記載の方法。 前記第2フィルムが、構造化表面フィルム、位相差層、吸収偏光フィルム及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項14に記載の方法。 前記第2フィルムの前記第1フィルムへの取り付け工程が、前記第1フィルムと前記第2フィルムとの間に接着剤を配置することを含む、請求項13に記載の方法。 前記第2フィルムが、前記第1フィルムにコーティングされる、請求項13に記載の方法。 第2フィルムを前記第1フィルムに取り付ける前に、前記第1フィルムに表面処理を施す行程を更に含む、請求項13に記載の方法。 前記表面処理が、コロナ処理、乾燥、プライマーの適用、又はこれらの組み合わせから選択される、請求項18に記載の方法。 前記カレンダ処理工程及び延伸工程後、前記第1フィルムが反射偏光フィルムである、請求項13に記載の方法。 前記第2フィルムが、前記第1フィルムと共押出される、請求項13に記載の方法。 前記第1フィルムが反射偏光子であり、前記第2フィルムがダイクロイック偏光子である、請求項13に記載の方法。 第1ポリマー及び第2ポリマーを含む高分子材料をカレンダ処理する工程を含み、前記第1ポリマーが複屈折を発現し、前記第2ポリマーが実質的に等方性である、光学フィルムの加工方法。 前記第1ポリマー及び第2ポリマーが層状に配置される、請求項23に記載の方法。 前記第1ポリマー及び第2ポリマーがブレンド状態で配置される、請求項23に記載の方法。 前記第2ポリマーが連続相を形成し、前記第1ポリマーが前記第2ポリマー内で分散相を形成する、請求項25に記載の方法。 少なくとも1つの高分子材料をカレンダ処理する工程と、 前記少なくとも1つの高分子材料をダウンウェブ(MD)方向に沿って延伸し、これにより前記高分子材料の複屈折を作り出す工程と、のプロセスによって作製される反射偏光子。 有効配向軸を特徴とする配向光学フィルムを含む光学フィルムのロールであって、前記配向光学フィルムがただ1つの複屈折ポリマー材料を含み、前記光学フィルムが、0.3mを超える幅、少なくとも200ミクロンの厚さ、及び少なくとも10mの長さを有し、前記有効配向軸が前記光学フィルムの長さ方向に沿っている、光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも0.65mの幅を有する、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも1.3mの幅を有する、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも1.8mの幅を有する、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、0.5m〜約10mの幅を有する、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、吸収偏光材料層を更に含む、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも1つの位相差層を更に含む、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 前記配向光学フィルムが、少なくとも1つの等方性材料を更に含む、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 前記配向光学フィルムが、ブロック軸を有する反射偏光子であり、前記ブロック軸が、前記有効配向軸である、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも250マイクロメートルの厚さを有する、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、第1高分子材料と第2高分子材料とを含み、前記第1高分子材料と前記第2高分子材料との間で、光学フィルムの長さ方向(MD)に沿った正規化された屈折率差が約0.06を超える、請求項28に記載の光学フィルムのロール。 配向光学フィルムを含む光学フィルムのロールであって、前記配向光学フィルムが、有効配向軸を特徴とする第1複屈折材料と、有効配向軸を特徴とする第2複屈折材料と、を含み、 前記光学フィルムが、0.3mを超える幅、少なくとも200ミクロンの厚さ、及び少なくとも約10mの長さを有し、前記第1複屈折材料及び前記第2複屈折材料の有効配向軸が前記光学フィルムの長さ方向に沿っている、光学フィルムのロール。 前記配向光学フィルムが、ブロック軸を有する反射偏光子であり、前記ブロック軸が、前記有効配向軸に沿っている、請求項39に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも0.65mの幅を有する、請求項39に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも1.3mの幅を有する、請求項39に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも1.8mの幅を有する、請求項39に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、0.5m〜約10mの幅を有する、請求項39に記載の光学フィルムのロール。 拡散層を更に含む、請求項39に記載の光学フィルムのロール。 構造化表面を更に含む、請求項39に記載の光学フィルムのロール。 前記構造化表面が、溝を有する複数個の線状プリズム型構造体を含む、請求項46に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも250マイクロメートルの厚さを有する、請求項39に記載の光学フィルムのロール。 前記第1高分子材料と前記第2高分子材料との間で、前記光学フィルムの長さ方向(MD)に沿った正規化された屈折率差が約0.06を超える、請求項39に記載の光学フィルムのロール。 吸収偏光子ブロック軸を特徴とする吸収偏光子と反射偏光子ブロック軸を特徴とする反射偏光子を含む光学フィルムのロールであって、前記反射偏光子が、(i)有効配向軸を特徴とする少なくとも1つの複屈折材料及び少なくとも1つの等方性材料又は(ii)有効配向軸を特徴とする第1複屈折材料及び有効配向軸を特徴とする第2複屈折材料を含み、 前記光学フィルムが、約0.3mを超える幅、少なくとも200ミクロンの厚さ、及び少なくとも約10mの長さを有し、前記1つ以上の複屈折材料の吸収偏光子ブロック軸、有効配向軸、及び反射偏光子ブロック軸の全てが前記光学フィルムの長さ方向に沿っている、光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも0.65mの幅を有する、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも1.3mの幅を有する、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも1.8mの幅を有する、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、0.5m〜約10mの幅を有する、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 位相差層を更に含む、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 前記吸収偏光子が、ヨウ素及びポリビニルアルコールを含む、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 前記吸収偏光子と前記反射偏光子との間に配置される接着層を更に含む、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 保護層を更に含む、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 前記光学フィルムが、少なくとも250マイクロメートルの厚さを有する、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 前記第1高分子材料と前記第2高分子材料との間で、前記光学フィルムの長さ方向(MD)に沿った正規化された屈折率差が約0.06を超える、請求項50に記載の光学フィルムのロール。 第1ポリマーと、第2ポリマーと、第3ポリマーと、を含む高分子材料をカレンダ処理する工程、を含む光学フィルムの加工方法であって、前記ポリマーの少なくとも1つが複屈折を発現する、方法。 前記第1ポリマー、第2ポリマー及び第3ポリマーがブレンド状態で配置される、請求項61に記載の方法。 前記第2ポリマー及び第3ポリマーが連続相を形成し、前記第1ポリマーが前記連続相内で分散した小さな相を形成する、請求項62に記載の方法。 前記第2ポリマー及び第3ポリマーがPEN及びPETを含む、請求項63に記載の方法。 前記第1ポリマーが、シンジオタクチック型のポリスチレン又はポリカーボネートを含む、請求項63に記載の方法。
請求項(抜粋):
少なくとも1つの高分子材料をカレンダ処理する工程と、 前記少なくとも1つの高分子材料をダウンウェブ(MD)方向に沿って延伸し、これにより前記高分子材料の複屈折を作り出す工程と、を含む光学フィルムの作製方法。
IPC (5件):
G02B 5/30 ,  G02B 5/04 ,  G02B 5/02 ,  G02F 1/133 ,  B29C 55/06
FI (5件):
G02B5/30 ,  G02B5/04 A ,  G02B5/02 C ,  G02F1/1335 510 ,  B29C55/06
Fターム (61件):
2H042BA04 ,  2H042BA12 ,  2H042BA13 ,  2H042BA15 ,  2H042BA20 ,  2H042CA12 ,  2H042CA15 ,  2H042CA17 ,  2H149AA02 ,  2H149AB26 ,  2H149BA02 ,  2H149BA04 ,  2H149BA13 ,  2H149BA27 ,  2H149BB03 ,  2H149BB13 ,  2H149BB15 ,  2H149BB28 ,  2H149CA02 ,  2H149CA08 ,  2H149DA02 ,  2H149DA12 ,  2H149DB23 ,  2H149DB26 ,  2H149EA02 ,  2H149EA05 ,  2H149EA10 ,  2H149EA22 ,  2H149EA24 ,  2H149EA26 ,  2H149EA28 ,  2H149FA01W ,  2H149FA02X ,  2H149FA03W ,  2H149FA06W ,  2H149FA12W ,  2H149FA13W ,  2H149FC06 ,  2H149FC10 ,  2H149FD03 ,  2H149FD47 ,  2H149FD48 ,  2H191FA22X ,  2H191FA22Z ,  2H191FA30X ,  2H191FA30Z ,  2H191FB02 ,  2H191FC07 ,  2H191FC21 ,  2H191FC41 ,  2H191LA13 ,  4F210AA13 ,  4F210AA24 ,  4F210AA26 ,  4F210AA28 ,  4F210AG01 ,  4F210AH73 ,  4F210AR12 ,  4F210QA02 ,  4F210QA03 ,  4F210QC02

前のページに戻る