特許
J-GLOBAL ID:200903064159819063

改良型エンジニアリング樹脂および木質繊維複合材料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 稔 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-525365
公開番号(公開出願番号):特表2000-503694
出願日: 1997年01月02日
公開日(公表日): 2000年03月28日
要約:
【要約】本発明は、構造部材の製造に線状押出物または熱可塑性ペレットの形状で使用できるエンジニアリング樹脂および木質繊維複合材料を含む組成物に関する。この樹脂/木質繊維複合構造部材は、押出法または射出成形法で製造することができる。この線状押出物またはペレットは、任意の形状の横断面を持つことができ、また、規則正しい幾何学的形状であってもよい。このペレットは少なくとも約12mm3の体積を持ちうる。このペレットは、約1.5mmmの最小半径と 1mmの最小長を持ち、少なくとも 14mg の重量がある直円柱ペレットであることが好ましい。また本発明は、環境に配慮した廃棄物の再利用にも関係する。この樹脂/木質繊維複合材料は、ポリマーの薄片または粒子もしくは木質繊維を含む廃棄物の意図的再生材料を含有することができる。この廃棄物は、樹脂に加えて、他の熱可塑性材料、繊維、接着剤、塗料、保存剤、その他の木製窓またはドア製造工程に共通する薬品またはそれらの混合物を含んでもよい。
請求項(抜粋):
1.約0.1〜5 ミリメートルの幅と約0.1〜10 ミリメートルの長さを持つ熱可塑性押出物からなる、構造部材への成形が可能な樹脂および繊維複合材料熱可塑性ペレットであって、その熱可塑性押出物が基本的に、(a)40 ダイン/cm2より高い表面エネルギー、250°C未満の加工温度、およびその樹脂が水存在下での加工中にメルトインデックスまたは分子量の実質的な減少を起さないような感湿性を持つ、塩化ビニルを実質上含まない反復モノマー単位を含む熱可塑性エンジニアリング樹脂からなる連続相と、(b)その複合材料に構造用特性を与えるための約 0.1 ミリメートルの最小寸法と約1.5の最小縦横比とを持つ木質繊維の有効量、とからなり、その樹脂および木質繊維が、均質混合物が生成するように高温高圧で混合され、その木質繊維が上記連続熱可塑性樹脂相に分散され、そのペレットが再生利用可能な熱可塑材料であって、その複合材料が少なくとも 500,000psiのヤング弾性率を持つもの。 2.そのエンジニアリング樹脂が縮合ポリマーを含む請求項1の複合材料。 3.その縮合ポリマーがポリフェニレンオキシドを含む請求項2の複合材料。 4.その縮合ポリマーがポリブチレンテレフタレートを含む請求項2の複合材料。 5.その縮合ポリマーがポリエチレンナフタレートを含む請求項2の複合材料。 6.その縮合ポリマーが酢酸酪酸セルロースを含む請求項2の複合材料。 7.そのエンジニアリング樹脂がビニルポリマーを含む請求項1の複合材料。 8.そのビニルポリマーがスチレンを含むコポリマーを含む請求項6の複合材料。 9.そのコポリマーがアクリロニトリルとスチレンを含む請求項7の複合材料。 10.そのビニルポリマーがアクリロニトリル、ブタジエンおよびスチレンを含む請求項7の複合材料。 11.そのビニルポリマーが、アクリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリルアミドおよびそれらの混合物からなる群より選択されるモノマーに由来する反復単位を持つアクリルポリマーを含む請求項6の複合材料。 12.その木質繊維が木製部材を加工またはのこ引きした際の副産物を含み、そのペレットが約10重量%未満の水を含む請求項1の複合材料。 13.その複合材料がさらに、そのエンジニアリング樹脂および木質繊維の混和性を増進する薬剤を含む請求項1の複合材料。 14.その縮合ポリマーが約 1-10g/10 分のメルトフローインデックスを持つ請求項2の複合材料。 15.そのビニルポリマーが235°C未満の加工温度と約 0.1〜20 のメルトフローインデックスを持つ請求項7の複合材料。 16.その木質繊維が約 0.1〜2 ミリメートルの繊維長と約 2〜7 の縦横比を持つ請求項1の複合材料。 17.そのポリマーが約0.001-0.1g/10 分のメルトフローを持つポリアセタールである請求項6の複合材料。 18.そのペレットが約0.01〜7%の水を含む請求項14の複合材料。 19.そのペレットが約 0.1〜5mm の半径と約 0.1〜10 mmの長さを持つ直円柱からなる請求項1の複合材料。 20.そのポリマーが、潤滑剤、酸化防止剤、色素、熱安定剤から選択される添加剤またはそれらの混合物を含む請求項1の複合材料。 21.縦横比が少なくとも約1.8である請求項1の複合材料。 22.ヤング弾性率が少なくとも600,000psi である請求項1の複合材料。 23.ヤング弾性率が少なくとも1×106psi である請求項1の複合材料。 24.その樹脂がポリフッ化ビニリデンを含む請求項6の複合材料。 25.その樹脂が熱可塑性ポリウレタンを含む請求項2の複合材料。 26.その樹脂がポリマーアロイを含む請求項1の複合材料。 27.そのポリマーアロイがポリカーボネート樹脂とアクリロニトリル-ブタジエン-スチレン樹脂を含む請求項26の複合材料。 28.熱可塑性エンジニアリング樹脂と繊維とからなる、構造部材への成形が可能な樹脂および繊維熱可塑性複合材料であって、その複合材料が基本的に、(a)40 ダイン/cm2より高い表面エネルギー、250°C未満の加工温度、およびその樹脂が水存在下での加工中にメルトインデックスまたは分子量の実質的な減少を起さないような感湿性を持つ、塩化ビニルを実質上含まない反復モノマー単位を含む熱可塑性エンジニアリング樹脂からなる連続相と、(b)その複合材料に構造用特性を与えるための約 0.1 ミリメートルの最小寸法と約1.5の最小縦横比とを持つ木質繊維の有効量、とからなり、その樹脂および木質繊維が、均質混合物が生成するように高温高圧で混合され、その木質繊維が連続熱可塑性樹脂相じゅうに分散し、そのペレットが再生利用可能であり、その複合材料が少なくとも 500,000psi のヤング弾性率を持つもの。 29.そのエンジニアリング樹脂が縮合ポリマーを含む請求項28の複合材料。 30.その縮合ポリマーがポリフェニレンオキシドを含む請求項29の複合材料。 31.その縮合ポリマーがポリブチレンテレフタレートを含む請求項29の複合材料。 32.その縮合ポリマーがポリエチレンナフタレートを含む請求項29の複合材料。 33.そのエンジニアリング樹脂がビニルポリマーを含む請求項28の複合材料。 34.その縮合ポリマーが酢酸酪酸アセテートを含む請求項26の複合材料。 35.そのビニルポリマーがスチレンを含むコポリマーを含む請求項33の複合材料。 36.そのコポリマーがアクリロニトリルとスチレンを含む請求項35の複合材料。 37.そのビニルポリマーがアクリロニトリル、ブタジエンおよびスチレンを含む請求項35の複合材料。 38.そのエンジニアリング樹脂が、アクリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリルアミドおよびそれらの混合物からなる群より選択されるモノマーに由来する反復単位を持つアクリルポリマーを含む請求項28の複合材料。 39.その木質繊維が木製部材を加工またはのこ引きした際の副産物を含み、そのペレットが約10重量%未満の水を含む請求項28の複合材料。 40.その複合材料がさらに、そのエンジニアリング樹脂と木質繊維の混和性を増進する薬剤を含む請求項28の複合材料。 41.その縮合ポリマーが約 1〜10g/10 分のメルトフローインデックスを持つ請求項28の複合材料。 42.そのビニルポリマーが 236°C未満の加工温度と約 0.1〜20g/10 分のメルトフローインデックスを持つ請求項33の複合材料。 43.その木質繊維が約 0.1〜2 ミリメートルの繊維長と約 2〜7 の縦横比を持つ請求項28の複合材料。 44.そのポリマーが約0.001〜0.1g/10 分のメルトフローを持つポリアセタールである請求項28の複合材料。 45.そのペレットが約0.01〜7%の水を含む請求項28の複合材料。 46.その樹脂がさらに、潤滑剤、酸化防止剤、色素、熱安定剤から選択される添加剤またはそれらの混合物を含む請求項28の複合材料。 47.縦横比が少なくとも約1.8である請求項28の複合材料。 48.ヤング弾性率が少なくとも600,000psi である請求項28の複合材料。 49.ヤング弾性率が少なくとも1×106psi である請求項28の複合材料。 50.その樹脂がポリ塩化ビニリデンを含む請求項28の複合材料。 51.その樹脂が熱可塑性ポリウレタンを含む請求項28の複合材料。
IPC (4件):
C08J 5/04 ,  B29B 9/14 ,  C08L 97/02 ,  C08L101/00
FI (4件):
C08J 5/04 ,  B29B 9/14 ,  C08L 97/02 ,  C08L101/00

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