特許
J-GLOBAL ID:200903064204834443

全天用サイド・レリーズ型バックル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松原 伸之 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-167693
公開番号(公開出願番号):特開平10-094405
出願日: 1997年06月24日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】【課題】 オス部材とメス部材からなるサイド・レリーズ・バックルにおいて、オス部材とメス部材の確実且つ強力な係合を保証し、その反面両者の係合離脱操作を容易ならしめ且つ、オス、メス部材の係合状態で内部に異物の侵入を許さない改良された係合機構を提供することを目的としている。【解決手段】 対の腕を有するオス部材と、オス部材の腕の挿入、脱出を許容する空洞を有するメス部材によって構成されたサイド・レリーズ・バックルであって、オス部材の腕、メス部材の空洞の側壁によって形成されたストップ要素の夫々の相対的形状、寸法に改良を加え、更に係合状態でメス部材の空洞の先端開口部からの異物の侵入を許さない要素をオス部材に設けて問題を解決している。
請求項(抜粋):
ソケットの役割をするメス部材と係合離脱可能に挿入して係合させるオス部材を含んで構成され、このオス部材は基部と基部から垂直方向に突出し且つ先端部にメス部材と係合をする横方向に突出した係合部と、係合部と基部を一体に連結する脚から構成された一対の腕を有し、一対の腕と平行状態でその中間に基部から先端へ向けて展開する案内バーを設け、このメス部材は上壁、底壁、前記上壁と底壁を対面状態で連結している一対の側壁によって形成され長手方向に貫通する空洞を有し、底壁の中央部に長手方向に展開する前記オス部材の案内バーを誘導する案内溝を設け、更に空洞の内側に入り込んだ開口部をオス部材とメス部材の係合位置に設けたサイド・レリーズ・バックルであって、オス部材の係合部は脚の長手方向への延長に相当する部分と外方に突出した部分が一体として構成され、従って脚部と係合部の間で外側から切込んだ切込みが形成され、延長相当部分の厚みを突出部よりも厚く設計して脚部分との間に段差を設け、この段差と突出部分の外縁によってメス部材の係合面と密接に係合する引掛面を形成させ、更に、前記案内バーの先端に長手方向と垂直に設けられ、且つオス部材がメス部材と係合した状態でメス部材の空洞の内壁面を偏差する形状、寸法に設計されたショベルを設け、メス部材の開口部はオス部材の腕をメス部材の空洞に挿入してオス部材と係合した際にオス部材の前記腕の係合部の引掛面をなす外縁が露出する状態で接触する係合面となる外側縁を有し、この部材の空洞はその側壁部分をオス部材の突出部の横断面の輪郭と実質的に同一に、上下壁の間隔がオス部材の係合部分の延長相当部分の厚みと実質的に同一とし、共に微細な余裕を付け加えて設計された横断面を構成させ、外力によりバックルの内側に変形させてオス部材をメス部材との係合から離脱させる際に、オス部材を脚の延長部分に相当する部分がメス部材の空洞の上下壁内に到達し、且つ突出部分が前記空洞の側壁を通過可能の位置までの変形を許す大きさにメス部材の前記開口が設計されたことを特徴とするバックル。

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