特許
J-GLOBAL ID:200903064211113794

反響消去装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-261826
公開番号(公開出願番号):特開平6-113027
出願日: 1992年09月30日
公開日(公表日): 1994年04月22日
要約:
【要約】【目的】 擬似反響路のフィルタ係数の収束を速くする。【構成】 受話信号ベクトルx(n)V と、記憶回路12からの係数誤差共分散行列P(n)m と、記憶回路13からの忘却係数νとがゲイン演算回路14に供給されて、図に示す演算によりゲインベクトルk(n)V が求められ、このk(n)V と、反響信号と擬似反響信号との誤差e(n)とが回路16で乗算され、その出力と記憶回路18からのフィルタ係数h(n)vhとが加算されてフィルタ係数h(n)vhが更新され、これを擬似反響路(例えばFIRフィルタ)のフィルタ係数とする。P(n)m とk(n)v とx(n)V とνとが更新回路19に入力されて図に示す演算が行われて、その結果を、従来の逐次最小2乗法は新たなP(n)m としたが、この発明では、このP(n)m に、反響路のインパルス応答の変動の期待値を表わす修正行列Am を記憶回路21から加算し、その加算結果を新たなP(n)m とする。
請求項(抜粋):
反響路への送出信号と前記送出信号が反響路を経由した後の反響信号とから擬似反響路を生成し、前記送出信号を前記擬似反響路の入力とすることにより得られる擬似反響信号を前記反響信号から差し引くことにより前記反響信号を消去し、前記擬似反響路をディジタルフィルタにより構成し、前記ディジタルフィルタの係数をRLS(逐次最小2乗)法により逐次的に修正する反響消去装置において、前記反響路のインパルス応答の変動の期待値を表わす修正行列を記憶する記憶手段と、前記RLS法に含まれる係数誤差の共分散行列に前記修正行列を加算して、その共分散行列を修正する加算手段と、を設けたことを特徴とする反響消去装置。
IPC (2件):
H04M 9/08 ,  H04B 3/23

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