特許
J-GLOBAL ID:200903064260048230

内燃機関の触媒劣化診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-334408
公開番号(公開出願番号):特開平7-189780
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】触媒の劣化診断の機会を確保し、診断の信頼性を向上させる。【構成】触媒の上流側と下流側とにそれぞれ酸素センサを設け、これらの酸素センサに基づいて空燃比フィードバック制御を行なう。一方、前記空燃比フィードバック制御中における酸素センサの出力変動周波数の比較に基づいて触媒の劣化診断を行なわせる。ここで、下流側の酸素センサの出力が通常の変動を示さない場合には、空燃比フィードバック補正係数LMDの比例制御に用いる比例分を、前記出力変動を所期状態にすべく補正する(S10,S14,S17)。そして、前記比例分の補正によって下流側酸素センサの出力が所期の変動を示すようになった場合には、通常に触媒劣化診断を行なわせ、前記比例分の補正が下流側酸素センサの出力変動に所期の影響を与えなかった場合には、下流側酸素センサの不良を判定する(S13)。
請求項(抜粋):
機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、該排気浄化触媒の上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、排気中の酸素濃度に感応して出力値が変化する第1及び第2の酸素センサと、前記第1及び第2の酸素センサそれぞれの出力値に基づいて機関吸入混合気の空燃比を目標空燃比に近づける方向に機関への燃料供給量をフィードバック制御する空燃比フィードバック制御手段と、を備えてなる内燃機関において、前記下流側の第2酸素センサの出力変動範囲を検出する出力変動範囲検出手段と、該出力変動範囲検出手段で検出される前記下流側の第2酸素センサの出力変動範囲が、前記目標空燃比に相当する出力レベルを含む所定の出力範囲に近づく方向に、前記空燃比フィードバック制御手段による空燃比フィードバック制御を補正する空燃比制御特性補正手段と、前記上流側の第1酸素センサ及び前記下流側の第2酸素センサそれぞれの出力の前記目標空燃比相当値を境界とする変動周波数を検出する出力変動周波数検出手段と、該出力変動周波数検出手段で検出された第1,第2酸素センサそれぞれの出力変動周波数を比較して前記排気浄化触媒の劣化を診断する触媒劣化診断手段と、を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の触媒劣化診断装置。
IPC (3件):
F02D 41/14 310 ,  F02D 41/14 ,  F01N 3/20

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