特許
J-GLOBAL ID:200903064308082265

低ビット・レート・ボコーダ手段および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大貫 進介 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-208591
公開番号(公開出願番号):特開平5-197400
出願日: 1992年07月14日
公開日(公表日): 1993年08月06日
要約:
【要約】【目的】 4つのフレームからなるスーパーフレーム(SF)を用いる低レート(例えば、600bps)チャンネル18で音声情報12を効率的に符号化する方法および手段を提供する。【構成】 この方法は、(1)異なる量子化器(そのうち一つが各スーパーフレームに選ばれる)を用いてスペクトル情報を符号化し、3ビット/SFが最適量子化器を識別し、28〜32ビット/SFが量子化されたスペクトル情報を含む段階;(2)有声の場合に5ビット/SFを用いてピッチを符号化し、無声の場合にピッチ・ビットを誤り訂正に割り当てる段階;(3)4dベクトル量子化器(4dVQ)により9〜12ビット/SFを用いてエネルギを符号化する段階;(4)4dVQにより3〜4ビット/SFを用いて発声を符号化する段階を含み、1同期ビットおよび0〜1誤り訂正ビットを含んで全部で54ビット/SFとなる。独自の知覚的重み付け方式と組み合わせると、チャンネル容量のほぼ4倍で動作するボコーダの品質に匹敵する出力音声品質が得られる。
請求項(抜粋):
入力音声(52,100)を分析符号化する方法において、前記入力音声(52,100)はスペクトル情報によって少なくとも特徴付けられるフレームに分割される方法であって:N≧3個のフレームからなるスーパーフレーム(102)を形成する段階;N個のフレームのS個の組み合わせを一度に2回選択(122)(ただし、S=SUM(N-m),m=1〜N)し、選択されたフレームを与える段階;前記選択されたフレームのスペクトル情報を量子化(124)し、S個の異なる量子化されたスペクトル情報値を与える段階;量子化されていない入力音声スペクトルに比べて、前記S個の異なる量子化されたスペクトル情報値のうちどれが最小誤差となるかを判定する(126,128,130,132,134,136)段階;および前記の段階で判定された量子化されたスペクトル情報の最小誤差値を用いて、前記入力音声(52,100)を符号化する(136,138)段階;によって構成されることを特徴とする方法。

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