特許
J-GLOBAL ID:200903064324049510

スクロール式流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-176132
公開番号(公開出願番号):特開平5-001502
出願日: 1991年06月20日
公開日(公表日): 1993年01月08日
要約:
【要約】【目的】 旋回スクロールが温度上昇によって径方向に熱膨張した場合に、補助クランクに径方向の荷重が加わるのを防止する。【構成】 旋回スクロール21を、補助クランク側部材22と鏡板側部材23とから軸方向の2層構造に構成し、該補助クランク部材22と鏡板側部材23との間には、該各部材22,23を位置決めして一体化する位置決め機構25を設ける構成とした。そして、鏡板側部材23の温度上昇による径方向への熱膨張が生じると、鏡板23Aは、環状板部22Aと摺接しつつ径方向に変位する。しかし、該鏡板23Aは、ボルト部23Cにより環状板部22Aに対して、熱膨張による径方向への変位量が少ない中心部で締着されているから、環状板部22Aは径方向に変位せず、補助クランク9に径方向の荷重が加わらない。
請求項(抜粋):
筒状のケーシングと、該ケーシングの一端側に回転可能に軸支され、先端側が該ケーシング内に伸長してクランクとなった駆動軸と、該駆動軸のクランクにボス部を介して旋回可能に設けられ、鏡板にうず巻き状のラップ部が立設された旋回スクロールと、該旋回スクロールと対向して前記ケーシングの他端側に固着され、鏡板に該旋回スクロールのラップ部との間で複数の圧縮室を形成するうず巻き状のラップ部が立設された固定スクロールと、一端側が前記ケーシングに連結され、他端側が前記旋回スクロールの背面側に連結され、該旋回スクロールの自転を防止する補助クランクとを備えてなるスクロール式流体機械において、前記旋回スクロールは、一端側に位置して補助クランクの他端側と連結された補助クランク側部材と、該補助クランク側部材の他端側に位置し、うず巻き状のラップ部が立設された鏡板側部材とから2層構造に構成し、該旋回スクロールの補助クランク側部材と鏡板側部材との間には、径方向に形成された係合溝と、該係合溝内に挿入された係合突部とからなる位置決め手段を設けたことを特徴とするスクロール式流体機械。
IPC (3件):
F01C 1/02 ,  F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭59-079092
  • 特開昭58-214689
  • 特公平2-063118
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