特許
J-GLOBAL ID:200903064329929888

燃料改質装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 近島 一夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-044977
公開番号(公開出願番号):特開平7-232901
出願日: 1994年02月17日
公開日(公表日): 1995年09月05日
要約:
【要約】【目的】 生成した改質ガス中の一酸化炭素濃度を、電池の性能を低下させない程度にまで、一酸化炭素選択酸化触媒によって確実に低減させることができ、しかも小型に構成し得る燃料改質装置を提供する。【構成】 気化部2,改質部6,第一変成部3,第二変成部7をそれぞれ積層体として組み合わせ、また気化部2と第一変成部3とを複合させて気化・変成部複合体5とする。この構成により、各部における熱交換の効率を高め、それと同時に装置を非常にコンパクトなものとし得る。さらに、第二変成部7の冷却層71に液体燃料(冷媒)を通して同部の第二変成層72を冷却する。これにより、第二変成層72内の一酸化炭素選択酸化触媒の温度を、その反応温度である100°C以下に保持し得る。従って、生成した改質ガス中の一酸化炭素濃度を、電池の性能を低下させない100ppm程度にまで確実に低減させることができる。
請求項(抜粋):
改質原料と水とから成る液体燃料を、水蒸気改質によって水素リッチな改質ガスに変換する燃料改質装置において、熱源ガスを発生する燃焼部と、上記燃焼部からの熱源ガスを通す加熱層と、該加熱層を通る熱源ガスの熱により、液体燃料マニホールドを通して導入される液体燃料を加熱気化させて改質原料ガスを生成する気化層と、から積層体を成す気化部と、上記燃焼部からの熱源ガスを通す加熱層と、該加熱層を通る熱源ガスの熱により上記気化部の気化層からの改質原料ガスを加熱して改質ガスに変換する改質層と、から積層体を成す改質部と、上記改質部の改質層から改質ガス通路を通して導入される改質ガス中の一酸化炭素濃度を変成触媒によって低減させる第一変成層を有し、かつ該第一変成層が上記気化部の加熱層と熱的に接合された状態で上記気化部の各層と共に積層して気化・変成部複合体を成す第一変成部と、上記第一変成部の第一変成層から改質ガス通路を通して導入される改質ガス中の残存一酸化炭素濃度を一酸化炭素選択酸化触媒によって低減させる第二変成層と、該第二変成層を冷却する冷媒を通す冷却層と、から積層体を成す第二変成部と、上記第二変成部からの改質ガスを加湿および加熱する加湿器と、上記第一変成層と第二変成層間の改質ガス通路と熱的に接合された状態で設けられ、上記第二変成部の冷却層を通過した冷媒を上記気化部の液体燃料マニホールドへ導く冷媒通路と、を備えたことを特徴とする燃料改質装置。
IPC (3件):
C01B 3/38 ,  C01B 3/48 ,  H01M 8/06

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