特許
J-GLOBAL ID:200903064356558166

紙葉判別装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯塚 義仁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-359230
公開番号(公開出願番号):特開平10-198837
出願日: 1996年12月28日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 高精度の判別処理を高速で行うことができ、かつ、誤読率の低減に寄与することができる紙幣その他紙葉類の判別装置を提供する。【解決手段】 紙幣Pの外形寸法を算出し(S10)、紙幣P自体の読取りデータパターンを求める(S20)。次に、通過位置および斜行角度θに基づいて、紙幣Pの読取りデータパターンRPを、初期判別金種の基準データパターンBPに対して位置合わせし(S30)、読取りデータパターンRPの一部分と、前記初期判別金種の紙幣Pについて紙幣Pの通過方向を判定する(S40)。予め記憶されている切り出し位置を参照して斜行時の切り出し位置を計算し(S50)、切り出し位置の画像の斜行角度θを所定の数式に従ってメモリ上で補正し(S60)、正規化相関マッチングを施す(S70)。
請求項(抜粋):
投入された紙葉の一面を光学的に走査して当該紙葉面の濃淡に応じた多値データを各画素ごとに読み取る読取手段と、該多値データに基づいて当該紙葉のエッジを検出して当該紙葉の外形及び読取り時の斜行角度を検出する外形検出手段と、当該紙葉の多値データ値を複数の隣接した画素ごとに演算する演算手段と、該演算結果値をデータ要素として当該紙葉の読取りデータパターンを作成する作成手段と、各種の真正の紙葉における特徴的範囲に対応する基準データパターンを該読取りデータパターンの2倍の分解能のデータ要素で予め格納する基準パターン格納手段と、検出された前記外形及び斜行角度に基づいて、前記読取りデータパターンを該基準データパターンに対応させて位置合わせする位置合わせ手段と、各種の真正の紙葉における特徴的範囲に対応させて前記読取りデータパターンの一部を抽出するための切り出し位置を予め格納する切り出し位置格納手段と、該切り出し位置を参照して当該紙葉の斜行角度に対応する切り出し位置を算出する切り出し位置算出手段と、位置合わせされた前記読取りデータパターンのうち、算出された該切り出し位置に対応する範囲のみを切り出す範囲切り出し手段と、前記切り出された範囲の読取りデータパターンと前記基準データパターンとの間で、相関値マッチングを行って投入された当該紙葉の種類を判別する判別手段とを有することを特徴とする紙葉判別装置。

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