特許
J-GLOBAL ID:200903064381756541

上限設定式ステップ応答法によるPID定数調整方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石戸 元
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-345335
公開番号(公開出願番号):特開平6-168005
出願日: 1992年11月30日
公開日(公表日): 1994年06月14日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 上限値のあるプロセス装置又、遅れ時間の大きいプロセス装置をPID制御する場合、プロセス装置を破壊せずに、短時間でPID定数を算出する。【構成】 PIDコントローラ1と制御炉2を閉ループにし、PID定数を適当に設定して制御炉2の出力がY1 ,Y0 になるようにした時の制御炉2への入力値X1 ,X0 を記憶し、ゲインKを(Y1 -Y0 )/(X1 -X0 )より算出し、ゲインKと0.63Kを記憶し、次に制御炉2への入力値をX0 にしたまま開ループにした後、該入力値をX1 に変更し同時に時間t=0とし、制御炉2からのYをサンプリングする度に現在及び前回の出力Y,Y-Lの差に相当する傾きΔYが最大になった所で時間をt1 、サンプリング周期をθとして無駄時間Lを所定式により計算して記憶し、出力Yが0.63Kになる時間t2 より時定数Tを求め、所定の関係式よりPID定数を設定する。
請求項(抜粋):
PIDコントローラ(1)とプロセス装置(2)を閉ループにし、PID定数を適当に設定することによりプロセス装置(2)の出力がY1になるようにし、その時のプロセス装置(2)への入力値X1 をメモリに記憶し、同じく閉ループにし、PID定数を適当に設定することによりプロセス装置(2)の出力がY0 になるようにし、その時のプロセス装置(2)への入力値X0をメモリに記憶し、ゲインKをK=(Y1 -Y0 )/(X1 -X0 )により演算部で算出し、ゲインKと0.63Kを記憶し、次にプロセス装置(2)への入力値をX0 にしたまま、開ループにした後、該入力値をX1 に変更し同時に時間t=0とし、プロセス装置(2)からの出力Yをサンプリングする度に現在の出力Yと前回の出力Y-1の差を傾きΔYとし、該傾きΔYが最大になった所で、時間をt1 ,サンプリング周期(S)をθとして無駄時間LをL={t1 -(Y-Y0 )/(ΔY/θ)}より計算して記憶し、時間が経過していずれ出力YがKに達することが判っており、出力Yが0.63Kになった所で時間をt2 とし、T=t2 -Lより時定数Tを求め、比例ゲインKp=1.2T/KLであるからP=100/Kp(%),I=2L(S),D=0.42L(S)よりPID定数を設定することを特徴とする上限設定式ステップ応答法によるPID定数調整方法。
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭61-156404
  • 特開昭61-156303
  • 特開昭55-049706
全件表示

前のページに戻る