特許
J-GLOBAL ID:200903064386409424

雨水の貯留浸透用地下構造物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久門 知
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-052410
公開番号(公開出願番号):特開平6-026091
出願日: 1992年03月11日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】【目的】 地上から浸透した雨水を一旦貯留しながら地中へ自然に浸透させる地下構造物の施工性を高める。【構成】 箱形断面形状をした本体10の底版11に連続する位置の側板12,12から張出板12が本体10の幅方向に張り出し、本体10の、断面上の四隅位置と、張出板14の両端にそれぞれ本体10を貫通する挿通孔1d,1eが穿設されたコンクリートブロック1を地中に軸方向及び幅方向に連続的に敷設して構成されるもので、張出板14,14を互いに突き合わせて幅方向に隣接させることにより敷設するのみで位置決め作業を要することなく、幅方向のコンクリートブロック1,1間の連続性を確保し、また軸方向と幅方向の各挿通孔1d,1eにPC鋼棒4,4を挿通し、軸方向と幅方向に隣接するコンクリートブロック1,1をPC鋼棒4,4によって連結し、全体の一体性を確保することにより施工性を高めるものである。
請求項(抜粋):
箱形断面形状をし、側板の一部に板厚方向に貫通する開口が形成され、側板の上部に蓋板を支持するフランジが突設されたコンクリートブロックを地中に軸方向及び幅方向に連続させて敷設し、幅方向に隣接するコンクリートブロックのフランジ間に蓋板を架設して構成され、地上から浸透した雨水を一旦貯留しながら地中へ自然に浸透させる地下構造物であり、コンクリートブロックの、底版に連続する位置の側板からは、一部に板厚方向に貫通する開口が形成された張出版が本体の幅方向に張り出し、天板と側板及び底版からなる箱形の本体の、断面上の四隅位置には本体を軸方向に貫通する挿通孔が、また張出版の、本体の軸方向の両端には本体を幅方向に貫通する挿通孔がそれぞれ穿設されており、コンクリートブロックは根切りされた地盤上に敷かれた砕石層上に、幅方向に隣接するコンクリートブロックの張出版が互いに突き合わせられて設置され、軸方向と幅方向の各挿通孔にはPC鋼棒が挿通し、軸方向と幅方向に連続するコンクリートブロックはそれぞれの方向のPC鋼棒で互いに連結されていることを特徴とする雨水の貯留浸透用地下構造物。

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