特許
J-GLOBAL ID:200903064439908924

光ファイバコネクタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-269661
公開番号(公開出願番号):特開平11-109178
出願日: 1997年10月02日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】【課題】 光ファイバコードとの光接続機構部が、常に一定の光結合特性をもって光接続ができ、構造の簡単かつ製作コストの安価なる、光ファイバコネクタを提供すること。【解決手段】 光ファイバコードを接続するプラグコネクタ部を、コイルばねを具備しない特殊形フェルールを用いて形成するとともに該プラグコネクタ部と光接続されるアダプタ又はレセプタクルコネクタ部を、コイルばねを具備した標準品フェルールを用いて形成し、上記両コネクタ部を、単一のカップリング又は接続ナット部材を介して締結することにより上記単一のコイルばねを介して上記両フェルールの光接合面を互いに一定の押圧力をもって接合するようにする。
請求項(抜粋):
金属材料を用いて円筒状に形成された第1シェル(12)であって、該第1シェル(12)の取り付け穴(13)に、後端部にフランジ部(21)を形成した円柱状の第1フェルール(20)を挿入するとともに該第1フェルール(20)の先端部を上記第1シェル(12)の前端面部から外方に突出させて固定し、上記第1フェルール(20)の長手軸に沿って設けられた貫通孔(22)の後端部から第1光ファイバコード(73)の一端部の素線を挿入して該第1フェルール(20)の先端に第1光接合面(26)を形成するとともに該第1フェルール(20)の後端面における上記貫通孔(22)の開口部周縁をシール材(25)を介して封止することによりプラグコネクタ部(11)を形成するようにした、金属製の第1シェル(12);金属材料を用いて上記第1シェル(12)と略同等の外径を有するように円筒状に形成された第2シェル(32)であって、該第2シェル(32)の前端部を上記第1シェル(12)の前端部と入れ子状にかつ水密封止して接合可能とする一方、上記第2シェル(32)の取り付け穴(33)に筒状のフェルールホルダ(42)を着脱可能に装着し、上記フェルールホルダ(42)の取り付け穴(43)に、後端部にフランジ部(48)を形成するとともに該フランジ部(48)を介してばね部材(51)を装着した円柱状の第2フェルール(47)を挿入して該第2フェルール(47)の先端部を長手方向に上記第1フェルール(20)と同軸状に移動可能に装着し、上記第2フェルール(47)の長手軸に沿って設けた貫通孔(52)の後端部から第2光ファイバコードの一端部の素線を挿入して該第2フェルール(47)の先端に第2光接合面(53)を形成するとともに該第2フェルール(47)の後端面における上記貫通孔(52)の開口部周縁をシール材(54)を介して封止することによりアダプタコネクタ部(31)を形成するようにした、金属製の第2シェル(32);及び、上記第1及び第2シェル(12)及び(32)の接合部の外周に装着したカップリング部材(66)を有し、上記カップリング部材(66)をねじ締めして上記第1及び第2シェル(12)及び(32)を互いに接近させることにより上記第1及び第2フェルール(20)及び(47)の先端の第1及び第2光接合面(26)及び(53)を互いに接触させるとともに上記ばね部材(51)を圧縮し、該圧縮されたばね部材(51)のばね反発力に基づく押圧力をもって上記第1及び第2光接合面(26)及び(53)を互いに接合させて光接続するように構成したことを特徴とする、光ファイバコネクタ。

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