特許
J-GLOBAL ID:200903064442739211

集積回路における指定ノード間の遅延時間算出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-088831
公開番号(公開出願番号):特開平9-260499
出願日: 1996年03月18日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】 任意の指定ノード間の遅延時間を自動的に算出する。【解決手段】 ノード指定手段1により、セル相互の接続関係をオペレータに提示し、オペレータはマウスまたはキーボードにより始点ノードと終点ノードとを指定する。経路探索手段2は、レイアウトデータLに基づいて、両ノード間の経路を探索する。探索経路上の個々のセル内の寄生抵抗素子、寄生容量素子、トランジスタ素子は、セル寄生素子抽出手段3により抽出され、探索経路上の個々のセル間配線の寄生抵抗素子、寄生容量素子は、配線寄生素子抽出手段4により抽出される。抽出された寄生素子からなる寄生回路のネットリストが手段5で作成され、シミュレーション用入力ファイルFが手段6で作成される。回路シミュレータ7は、入力ファイルFに基づくシミュレーションを行い、その結果に基づいて、遅延時間出力手段8が両ノード間の遅延時間を出力する。
請求項(抜粋):
予め用意されたセルライブラリ内のセルを組み合わせることにより設計された集積回路において、指定された2つのノード間の遅延時間を算出するための装置であって、前記集積回路の構成を示すレイアウトデータに基づいてセル相互の接続関係をオペレータに提示し、セル間に存在する複数のノードの中から始点ノードと終点ノードとを指定する情報を入力するノード指定手段と、前記レイアウトデータに基づいて、前記始点ノードから前記終点ノードに至るまでの経路を探索する経路探索手段と、前記セルライブラリ内に用意されている各セルごとのセル内情報を参照することにより、探索経路上に存在する個々のセルごとに探索経路上に存在する寄生素子を抽出するセル寄生素子抽出手段と、前記レイアウトデータを参照することにより、探索経路に沿った個々のセル間配線上に存在する寄生素子を抽出する配線寄生素子抽出手段と、前記セル寄生素子抽出手段および前記配線寄生素子抽出手段によって抽出された寄生素子を探索経路上に配列することにより構成される寄生回路について、ネットリストを作成するネットリスト作成手段と、前記集積回路を実際に製造する上で用いるプロセスデータと、前記ネットリストの入力端に与える所定の入力信号波形とを設定し、この設定したプロセスデータおよび入力信号波形と前記ネットリストとに基づいて、シミュレーション用の入力ファイルを作成するシミュレーション用入力ファイル作成手段と、前記入力ファイルに基づいて、前記寄生回路に前記入力信号波形を与えたときの信号波形の伝播過程のシミュレーションを行う回路シミュレータと、前記回路シミュレータによるシミュレーションの結果に基づき、前記始点ノードと前記終点ノードとの間の遅延時間を出力する遅延時間出力手段と、を備えることを特徴とする集積回路における指定ノード間の遅延時間算出装置。
IPC (2件):
H01L 21/82 ,  G06F 17/50
FI (3件):
H01L 21/82 W ,  G06F 15/60 658 E ,  G06F 15/60 668 A

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